iPad mini Pro

Svet Apple

iPad miniの第6世代モデルが2021年前半(おそらく3月)に発表されるとの噂が相次ぐなか、新たに小型の上位モデル「iPad mini Pro」(仮)が2021年後半にリリースされる可能性が高い、との噂話が伝えられています。

韓国のブログNaverへの投稿によると、「iPad mini Pro」の画面サイズは8.7インチであり、第5世代iPad mini(7.9インチ)よりも横幅が広がり、縦幅は短くなっているとのことです。この投稿者に過去の実績はありませんが、中国大手メディアなど複数の場所で取り上げられており、波紋は広がっています。

その「iPad mini Pro」は研究開発段階と製品計画段階を終えて設計「P2」段階にあり、まもなく設計検証テスト(DVT)を始める予定とも述べられています。なおアップル製品は量産に至るまでのテストとしてEVT(技術検証テスト)>DVT>PVT(生産検証テスト)を踏まえます。DVTはこの3テストの中間段階にあたります。

この噂話の直前にも、中国のリーカー(注目の未発表製品にまつわる有力情報を発信する人)Kang氏が「全画面デザイン、より小さいサイズのiPad」が現在P2設計段階にあり、まだEVT待ちと主張していました。つまり複数の情報筋が、iPad mini系列らしき未発表製品が量産に向けて準備が進められているとの観測を届けたことになります。

なお、(Proの付かない)次期iPad miniについては、有名アナリストMing-Chi Kuo氏が2021年発売と予想したほか、Macお宝鑑定団Blogも中国サプライチェーン情報として3月発表との噂を伝えていました。それらを総合すると、次期iPad miniは狭額仕様となって画面を広くしつつも、第3世代iPadのようにTouch ID内蔵ホームボタンやLightningポートは維持されるといったところです。

その一方で、上記のKuo氏はかつてミニLEDディスプレイ(従来の液晶+バックライトLED構造のまま、後者を微細なLEDに置き換えた技術)搭載のiPad miniが開発中とも述べていました。しかしミニLED製品の先駆けとなるはずの次期iPad Proがまだリリースされていないこともあり、ミニLED版iPad miniも近日中に登場する可能性は低いとも思われます。

裏を返せば、3月に第6世代iPad miniが発表されてから数ヶ月後に、ミニLED搭載iPad mini Proが出る可能性は否定できないとも言えます。

これに先立って(今回のニュースと無関係に)アップル製品情報サイトSvet Appleは、8.9インチのディスプレイを備えiPad Proのようなデザインとなった「iPad Pro mini」の予想レンダリング画像を公開しました。フラットエッジや画面周りの狭くなったベゼル、Face IDやUSB-C端子を備えたコンセプト画像はユーザーの夢が詰まった感がありますが、今後の続報を待ちたいところです。

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Source:Naver

via:MacRumors