“兵役逃れ”で消えたK-POPスター…44歳の誕生日を迎え、入国できない韓国のファンにメッセージ

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過去の兵役問題で韓国に入国できない歌手ユ・スンジュンが、44歳の誕生日を祝う韓国ファンに感謝の挨拶を伝えた。

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12月15日、誕生日を迎えたユ・スンジュンは、インスタグラムストーリーに短い映像を投稿した。

ユ・スンジュンは、まず「私の誕生日を祝ってくれて心から感謝する。来年は(皆さんも)1歳、歳を重ねるので、活気に満ち、新しいことを始めるような年になってほしい」と話した。

続けて「全世界的に大変だが、だからこそ縮こまらずに肯定的に受け入れることができたらと思う。挑戦する心を持ってほしい。心から感謝する」と付け加えた。

ユ・スンジュンが韓国に入国できない理由
ユ・スンジュン

ユ・スンジュンはK-POPスターとして活躍し、最高の人気を集めていた2002年、兵役義務を回避するためにアメリカの市民権を取得。それによって関連当局は、同年から彼の韓国入国を制限している。

ユ・スンジュンは2015年から韓国の裁判所に在外同胞ビザでの入国許可を要請し、今年3月には最終的に勝訴した。

しかし韓国外交部は、「大韓民国の安全保障と秩序維持、公共福利を阻害する可能性がある」という“在外同胞法”を根拠に、去る7月にユ・スンジュンのビザ発給を拒否。これによりユ・スンジュンは改めて訴訟を提起した。

韓国兵務庁モ・ジョンファ庁長は10月13日、韓国国会・国防委員会兵務庁国政監査でイ・チェイク議員がユ・スンジュンの入国に関する兵務庁の立場を尋ねると、「スティーブ・ユは韓国人ではなくアメリカ人」とし、「ユ・スンジュンという単語を使いたくない。スティーブ・ユだと考えている。入国が禁止されなければならない」と述べた。