ノババックス=(ロイター=聯合ニュース)

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【ニューヨーク聯合ニュース】米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は2日(現地時間)、北朝鮮が新型コロナウイルスのワクチンと治療薬の開発会社6社以上に対し、ハッキングを試みたと報じた。

 WSJによると、北朝鮮がハッキングを試みたのはジェネクシンと新豊製薬、セルトリオンの韓国製薬会社3社と米ジョンソン・エンド・ジョンソン、ノババックス、英アストラゼネカ。

 米マイクロソフト(MS)は新型コロナウイルス関連薬を開発している7社がハッキング攻撃を受けたと明らかにしたが、会社名は公開していなかった。

 ジェネクシンとジョンソン・エンド・ジョンソン、ノババックス、アストラゼネカは新型コロナウイルスのワクチンを開発している。新豊製薬とセルトリオンは新型コロナウイルスの治療薬を開発中だ。

 北朝鮮のハッキングが成功したかどうかは確認されていない。新豊製薬は電子メールを通じたハッキングがあったが、被害は確認されなかったとし、セルトリオンは今年半ばからハッキング攻撃を頻繁に受けたが被害はなかったと報告。ジェネクシンはハッキングの痕跡が見つからなかったと明らかにした。

 一方、ロイター通信は北朝鮮がこれらの6社を含め、少なくとも9社のハッキングを試みたと報じた。