<大相撲11月場所千秋楽>賜杯を八角理事長(右)から受け取る貴景勝(撮影・久冨木 修)

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 ◇大相撲11月場所千秋楽(2020年11月22日 両国国技館)

 大関・貴景勝が優勝決定戦で小結・照ノ富士を下し、2018年九州場所以来、2度目の賜杯を抱いた。

 本割は立ち合いの当たりに威力がなく、途中で相手を見るような形になって照ノ富士にもろ差しを許す。そのまま押し込まれ最後は浴びせ倒された。

 八角理事長(元横綱・北勝海)は「照ノ富士が踏み込んでいるから後手後手になった。(照ノ富士の立ち合いの変化を警戒して)踏み込めなかった」と指摘した。

 しかし、決定戦では貴景勝が鋭い立ち合いから一気に前に出た。下から相手を押し上げ、棒立ちのようにさせせ、そのまま押し切った。

 八角理事長は「貴景勝はやっぱり、かけたね。照ノ富士が立ち合いで変わってこないことに。最後、開き直れた。1人大関で立派ですよ。コロナ禍の中、国技館に来てくれたお客さんのために、これだけの相撲を取ってくれた。本当にいい大関だね」と大関の頑張りを称えた。そして「照ノ富士も頑張ってくれた。2人ともよくやってくれた」と満足そうに話していた。