犬に心肺蘇生を行う19歳少年(画像は『Metro 2020年5月21日付「Teenager gives stray dog CPR after it had heart attack in the street」(Picture: FocusOnNews)』のスクリーンショット)

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弱った動物を目にして、とっさに救出すべく行動に出てしまう心優しい人もいる。このほどブラジルで、獣医の見習いである少年が路上で倒れている野良犬に心肺蘇生を施し、見事に命を救った。『Metro』『LADbible』などが伝えた。

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ブラジルのアラゴアス州ピラーニャスで今月19日、心温まる救出劇があった。この地域に住むルーカス・マーティンさん(Lucas Martin、19)は、自宅近くの路上で犬が倒れていることに気づいた。心臓発作を起こし、すでに息をしていない状態だったという。

ルーカスさんはすぐに犬のもとへと駆け寄り、気道を塞がないように犬の口から嘔吐物を手で取り除いて、さらに水で口をゆすいだ。そして犬を横に寝かせた状態で心肺蘇生を行った。途中で血液の循環を促すため、犬の脚をさすりながら心臓マッサージを続けたそうだ。

すると5分後に犬は呼吸し始め勢いよく立ち上がり、周りで見守っていた人達からは安堵の声があがった。見習い中の獣医だったルーカスさんは、今回の犬の救出劇について次のように語っている。

「あの時、僕はちょうどオンライン授業の休み時間だったんです。家の外が騒がしいのに気づいて外を見てみると、倒れた犬の周りに人だかりができていました。なぜ犬が死にそうになっているのか、誰も分からないようでした。」

「手袋をつけて、すぐ犬のもとへ向かいました。僕の犬にも以前起こった症状に似ていたので、おそらく何か有毒なものを口にしたんだと思います。」

「(犬を救った時)僕は正しい職業を選んだことに気づかされました。犬は本当に悲惨な状態で、実は自分の心肺蘇生もうまくいくか確信がなかったんです。でもあの時は一瞬足りとも諦めるつもりはありませんでした。」

ルーカスさんは犬が息を吹き返した後、犬の体から毒素を排出させるために炭を使い、その後は水と餌を与えてあげた。犬は飼い主がおらず路上で暮らしていたが、ルーカスさんの手厚い救出の甲斐があって今では回復し再び元気な姿を見せているという。

なおこの日、ルーカスさんは犬を救ったことで興奮のあまり残りの授業に集中することができなかったそうだ。この瀕死の状態にあった犬が「毒を盛られたせい」と見ているルーカスさんは、最後にこのように述べている。

「今回の僕の行為が、弱い動物が虐待された時にどうなるか、そして動物達が人間と同様に痛みを感じることを人々に気づいてもらうきっかけになればと願っています。」

画像は『Metro 2020年5月21日付「Teenager gives stray dog CPR after it had heart attack in the street」(Picture: FocusOnNews)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)