プレミア再開へ想いを語ったモウリーニョ。(C)Getty Images

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 トッテナムのジョゼ・モウリーニョ監督は、プレミアリーグの早期再開を望んでいることで、間違いないようだ。

 一部メディアは、モウリーニョが5月13日に行なわれたリーグ監督協会の会議で、リーグ再開先送りを求めたと報じた。中断期間が約2か月に及んだため、試合をするためのフィットネスを取り戻すには1か月を要すると主張したという。

 だが、指揮官はこの報道をきっぱり否定。米スポーツチャンネル『ESPN』によると、モウリーニョは「会議での私の立場が、スポーツメディアでフェアに報道されていない」と不快感を示している。

「私は一切、(再開)先送りを求めていない。早くトレーニングがしたいんだ。安全であるなら、プレミアリーグができるだけ早く再開されることを熱望している。特に、ほかのリーグが復帰に向けた準備をしているのを見たらなおさらだ」

 さらに、「フィットネスを保ったウチの選手たちを非常に誇りに思っている。素晴らしいプロ意識、情熱、献身ぶりを示してくれた」と、チームをたたえ、準備はできていると強調したという。

「リモートでのチームの練習や、個々のランニングを通じてしっかりと取り組んできた。今はまたトレーニングセンターが使えるようになった。個々の仕事に関しては全選手が非常にしっかり取り組んできたから、今は小グループでの練習再開への許可を待っている。私は(リーグ再開に)全面的に賛成だ」

 なお、モウリーニョは再開に慎重な姿勢をみせた監督に対して、「プレーしたくなければ、家にいてブンデスリーガを見ていろ!」と言ったとの報道もある。だが、こちらについては言及していない。

 フランス政府がリーグ・アンのシーズン打ち切りを決めたのに対し、プレミアリーグやラ・リーガ、セリエAは再開を目指している。ドイツのブンデスリーガは16日に無観客試合で再開される予定だ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部