サルによる被害が深刻な台湾・嘉義県の山間部(画像は『華視新聞 2020年5月11日付「放炮驅趕獼猴 男子反炸斷大拇指」』のスクリーンショット)

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台湾・嘉義県で10日午後3時半頃、爆竹でサルを撃退しようとした28歳の男性が、誤爆で指を切断する事故が起きた。男性は爆竹を手放すのが遅れ、右手親指の先を切断するケガをした。『華視新聞網』『ETtoday新聞雲』『自由時報』などが伝えている。

嘉義県消防局によれば、事故があったのは阿里山郷の竹林。現場は辺鄙な場所にあったため、男性は家族が山の下の一般道まで車で送り、その後救急車で病院に搬送された。

嘉義県の山間部では近年、野生のサルによって農作物が荒らされる、観光客の食べ物が奪われるなどの被害が多発している。ある農家は「今はちょうどタケノコの収穫期だが、朝早く収穫に行ってもサルが一足先に食べてしまっている」と頭を悩ませる。

皆あの手この手でサルの撃退を試みており、爆竹もその一つのようだ。ケガをした男性は爆竹に火をつけた後、手を放すのが遅れたため、爆竹が手元で爆発してしまったもよう。親指の先を切断したほか、人差し指、中指、薬指も負傷した。幸いにも意識ははっきりしており、命に別状はないという。

画像は『華視新聞網 2020年5月11日付「放炮驅趕獼猴 男子反炸斷大拇指」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)