2週間で腹囲−1.7cmの人も。ぽっこりおなかに「そる腹筋」
春も目前。薄着になる前に、冬にため込んだ脂肪を少しでも落としたいもの。
たった10秒程度行うだけで効果絶大! と、今「そる腹筋」ダイエットが話題です。腹筋が効果的に鍛えられ、ぽっこりおなかがスッキリ。代謝がアップして、やせやすい体になれるのだそう。ヨガインストラクターで考案者の中村尚人さんに詳しく教わりました。
いつでもどこでもできる、「そる腹筋」でやせ体質に!
「ぽっこりおなかが気になる」「代謝が悪く太りやすい」という人におすすめなのが「そる腹筋」。腹筋運動といえば、以前はあおむけで上体を起こす「縮める腹筋」が一般的でしたが、最近では腰痛の原因になるともいわれます。
「解剖学的にも、腹筋は伸ばして鍛えるのが正解です。『そる腹筋』は理にかなっていて、ダイエットに効果絶大。ラクチンだからだれでも無理なく続けられますよ」(中村さん)
POINT1:ぽっこりおなかがスッキリする
ぽっこりおなかは、脂肪だけでなく、猫背のために落ちてきた肋骨に押しつぶされたおなかの内臓が、前に突き出されてしまっていることも原因。「そる腹筋」で肋骨を引き上げれば、内臓が正しい位置に収まってスッキリ。
POINT2:あらゆるやせ筋肉が目覚める
おなかがぽっこりしている人は、おなか回りの多くの筋肉が眠った状態。「そる腹筋」をすると、おなか回りのあらゆる筋肉を刺激。おなかを引き締めたり、引き上げたりする筋肉がすべて目覚めます。
POINT3:自律神経のやせスイッチがオンに
おなかの力が抜けて猫背になっていると、副交感神経が優位になって省エネおやすみモードに。「そる腹筋」をすると、胸がひらき、おなかも伸びた状態になって交感神経が優位になり、体が脂肪燃焼モードにきり替わります。
続けることで本当におなか回りが変わった! という人が続出。ビフォー&アフターを見せてもらいました。
●反町奈津美さん(20代)
結婚式でドレスを着るために挑戦。
BEFORE
AFTER
「朝、夜のほか、仕事の昼休みやトイレ休憩にもちょこちょこ実践したところ、たった2週間で腹囲が−1.7cmに。数値以上に見た目のぽっこり感がなくなって、満足しています」
●山田道子さん(仮名・60代)
「年々体重が増え、自分の写真を見るのもいやになって…」
一念発起してそる腹筋に挑戦。
BEFORE
AFTER
「毎日続け、信号待ちや電車の中でも常に腹筋を引き上げる意識をもつようにしたら、体重は3か月で−4.9kg、腹囲も−2.1cmに!」
「そる腹筋」に難しい動きはいっさいなし! ルールとやり方をしっかりマスターして効果的にやせましょう。
ルール(1) 1日に何回やってもOK
ルール(2) 終わった直後の「おなかが引き上がった姿勢」を5分以上意識して保つ
ルール(3) 心身が活性モードになるので、就寝前は行わない
●STEP1:足指を上げる
両足を肩幅にひらいて平行にして立ち、足の指をそらせて床から浮かせる。こうすると、姿勢が安定。
足の指をそらして床から浮かせるのがポイント
かかとで重心を感じられたら正解。
●STEP2:両手を頭の後ろで組む <息を吐く>
親指を下に向けて両手を頭の後ろで組む。
後頭部を持ち上げ、脇も伸ばすよう意識して
首に負担がかからないように両手で支えながら、後頭部を持ち上げ、息を吐く。
●STEP3:上体をそらせる <息を吸う→2呼吸キープ>
息を吸いながら上体を後ろにそらせて、そのまま息を吐く、吸うを2回繰り返す。首を引き抜くイメージで頭を後ろに傾けながら、息はしっかり吐ききって。倒れそうで倒れないバランスが正解。目線は上に。
●これはNG!
骨盤が前に出て腰がそり、下腹部が前に出てしまうと、腰痛の原因に。かかとの重心を意識し、ひざを曲げないことが大切。
●STEP4:元の姿勢に戻す <息を吐く>
息を吐きながら、元の姿勢に戻る。ステップ2〜4を5回繰り返す。キツければ、1回から徐々に回数を増やしましょう。
立ったまま、座ったままでもできるので、仕事や家事の合間に手軽にトライを。無理なく習慣に取り入れてみましょう。
●朝の起き抜けに
朝、目覚めたら、気持ちよく伸びをする感覚でそる腹筋を行うのがおすすめ。心身ともに活性モードのスイッチが入り、朝の支度もはかどります。
●デスクワークの合間や同じ姿勢が続いたときに
デスクワークの合間などに、座りながらそる腹筋を。浅く腰をかけて両足をひざより手前に引き寄せると、しっかり重心が保てます。
<写真提供/田中達晃 取材・文/ESSE編集部>
●教えてくれた人
【中村尚人さん】
医学的に正しく効果的なヨガを教えるインストラクターとして話題に。『「そる」だけでやせる腹筋革命
』(飛鳥新社刊)では、1回10秒のそる腹筋で効果が出た人が続出
たった10秒程度行うだけで効果絶大! と、今「そる腹筋」ダイエットが話題です。腹筋が効果的に鍛えられ、ぽっこりおなかがスッキリ。代謝がアップして、やせやすい体になれるのだそう。ヨガインストラクターで考案者の中村尚人さんに詳しく教わりました。
いつでもどこでもできる、「そる腹筋」でやせ体質に!
10秒間「そる腹筋」をするだけで、やせ体質に!
「解剖学的にも、腹筋は伸ばして鍛えるのが正解です。『そる腹筋』は理にかなっていて、ダイエットに効果絶大。ラクチンだからだれでも無理なく続けられますよ」(中村さん)
POINT1:ぽっこりおなかがスッキリする
ぽっこりおなかは、脂肪だけでなく、猫背のために落ちてきた肋骨に押しつぶされたおなかの内臓が、前に突き出されてしまっていることも原因。「そる腹筋」で肋骨を引き上げれば、内臓が正しい位置に収まってスッキリ。
POINT2:あらゆるやせ筋肉が目覚める
おなかがぽっこりしている人は、おなか回りの多くの筋肉が眠った状態。「そる腹筋」をすると、おなか回りのあらゆる筋肉を刺激。おなかを引き締めたり、引き上げたりする筋肉がすべて目覚めます。
POINT3:自律神経のやせスイッチがオンに
おなかの力が抜けて猫背になっていると、副交感神経が優位になって省エネおやすみモードに。「そる腹筋」をすると、胸がひらき、おなかも伸びた状態になって交感神経が優位になり、体が脂肪燃焼モードにきり替わります。
腹筋に革命を起こし、やせた人が続々!
続けることで本当におなか回りが変わった! という人が続出。ビフォー&アフターを見せてもらいました。
●反町奈津美さん(20代)
結婚式でドレスを着るために挑戦。
BEFORE
AFTER
「朝、夜のほか、仕事の昼休みやトイレ休憩にもちょこちょこ実践したところ、たった2週間で腹囲が−1.7cmに。数値以上に見た目のぽっこり感がなくなって、満足しています」
●山田道子さん(仮名・60代)
「年々体重が増え、自分の写真を見るのもいやになって…」
一念発起してそる腹筋に挑戦。
BEFORE
AFTER
「毎日続け、信号待ちや電車の中でも常に腹筋を引き上げる意識をもつようにしたら、体重は3か月で−4.9kg、腹囲も−2.1cmに!」
簡単だから続く!そる腹筋のルールとやり方
「そる腹筋」に難しい動きはいっさいなし! ルールとやり方をしっかりマスターして効果的にやせましょう。
ルール(1) 1日に何回やってもOK
ルール(2) 終わった直後の「おなかが引き上がった姿勢」を5分以上意識して保つ
ルール(3) 心身が活性モードになるので、就寝前は行わない
●STEP1:足指を上げる
両足を肩幅にひらいて平行にして立ち、足の指をそらせて床から浮かせる。こうすると、姿勢が安定。
足の指をそらして床から浮かせるのがポイント
かかとで重心を感じられたら正解。
●STEP2:両手を頭の後ろで組む <息を吐く>
親指を下に向けて両手を頭の後ろで組む。
後頭部を持ち上げ、脇も伸ばすよう意識して
首に負担がかからないように両手で支えながら、後頭部を持ち上げ、息を吐く。
●STEP3:上体をそらせる <息を吸う→2呼吸キープ>
息を吸いながら上体を後ろにそらせて、そのまま息を吐く、吸うを2回繰り返す。首を引き抜くイメージで頭を後ろに傾けながら、息はしっかり吐ききって。倒れそうで倒れないバランスが正解。目線は上に。
●これはNG!
骨盤が前に出て腰がそり、下腹部が前に出てしまうと、腰痛の原因に。かかとの重心を意識し、ひざを曲げないことが大切。
●STEP4:元の姿勢に戻す <息を吐く>
息を吐きながら、元の姿勢に戻る。ステップ2〜4を5回繰り返す。キツければ、1回から徐々に回数を増やしましょう。
日々のすき間時間にトライして、ますます効果大!
立ったまま、座ったままでもできるので、仕事や家事の合間に手軽にトライを。無理なく習慣に取り入れてみましょう。
●朝の起き抜けに
朝、目覚めたら、気持ちよく伸びをする感覚でそる腹筋を行うのがおすすめ。心身ともに活性モードのスイッチが入り、朝の支度もはかどります。
●デスクワークの合間や同じ姿勢が続いたときに
デスクワークの合間などに、座りながらそる腹筋を。浅く腰をかけて両足をひざより手前に引き寄せると、しっかり重心が保てます。
<写真提供/田中達晃 取材・文/ESSE編集部>
●教えてくれた人
【中村尚人さん】
医学的に正しく効果的なヨガを教えるインストラクターとして話題に。『「そる」だけでやせる腹筋革命
』(飛鳥新社刊)では、1回10秒のそる腹筋で効果が出た人が続出