四大大会(グランドスラム)の優勝トロフィーを掲げるマリア・シャラポワのコンボ写真(2020年2月26日作成)。(c)AFP

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【AFP=時事】男子テニス世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は26日、32歳で引退を表明した女子テニスのスーパースター、マリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)を「勝者のマインド」を備えた「レジェンド」と称賛した。

 四大大会(グランドスラム)通算5勝のシャラポワは、長きにわたり悩まされ続けた肩の故障を克服することができず、現役生活に幕を閉じた。ツアー通算36勝、世界ランキング1位在位期間は通算21週、そして個人資産は3億ドル(約331億円)ともいわれている。

 現在ドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2020)に出場中のジョコビッチは、「彼女が女子テニス界だけでなく、テニス界すべてに与えたインパクトは大きかった。それはまだ色あせていない」とシャラポワをたたえた。

「彼女はとても賢い。彼女のことはずっと前からよく知っている。勝者のマインドを備えていて、決して諦めることがない。特にこの5年間はそのことを示してきた」

「いくつもの障害や困難があった。特にけがであり、最低でもあともう一度トップレベルのテニスをするチャンスを手にするために、彼女が耐えなければならなかったすべてのことだ」

「グランドスラムで5勝を挙げ、世界ナンバーワンとなった選手はレジェンドだ。彼女は彼女が成し遂げたすべてのことを誇るべきだ」

 また、米国女子テニスのレジェンド、ビリー・ジーン・キング(Billie Jean King)氏は、シャラポワが17歳でウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)制覇を果たし、センセーションを巻き起こした2004年から一貫して「偉大なチャンピオン」であったとコメントしている。

 グランドスラムのシングルス通算12勝のキング氏は、「17歳でマリア・シャラポワがウィンブルドンを制したその日から、彼女は偉大なチャンピオンだった。5度のグランドスラム制覇、元世界ランキング1位、そして彼女がビジネスで収めた成功は、テニスにおける功績と同じくらい印象的だった。マリア、最高のときがやって来るのはこれから。#MissYouMaria」とツイートしている。

 ウィンブルドンで2度優勝し、2011年大会では決勝でシャラポワに勝利しているペトラ・クビトバ(Petra Kvitova、チェコ)は、「ハードワークと闘争心あふれる」選手だったとライバルをたたえた。

「マリア・シャラポワ、あなたとコートでの時間をともにできたのは喜びだった。対戦したときはいつも素晴らしい試合になった。あなたのハードワークと、すべてを求めて戦う姿勢を心から尊敬している」「あなたはこれまでに多くのことを成し遂げてきた。そして今がスタートにすぎないことを私は知っている」

 2014年のリオデジャネイロ五輪で金メダルを獲得したモニカ・プイグ(Monica Puig)は、母国プエルトリコがハリケーンの被害に遭った2017年に、シャラポワが行った支援活動を称賛した。「素晴らしい友人になってくれて、そして本当のチャンピオンとは何たるかを真の意味で示してくれてありがとう。心からあなたの幸せを願っている。あなたにはそれに値する」

【翻訳編集】AFPBB News

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