写真はイメージです(以下同)
<みきーるの女子マインド学>

 春はもうすぐそこまで来ていますが、寒さが抜けるにはもう少しかかりそうですね。

 今回は、ちょっぴりうすら寒い“アラサーのマウント”についてのお悩みをいただきました。

◆なんなの? マウントを取るアラサー

相談者:マキさん・32歳

「不思議でしょうがないので教えてください。

 最近、30歳の同僚が結婚・出産しました。彼女とは特に親しいわけでも、諍(いさか)いがあったわけでもないのですが、このごろやたらマウントを取ってくるのです。私は現在32歳ですが、趣味のライブ参戦などに忙しく、結婚の予定はありません。

 人は人だし、日々楽しいので焦りもないのですが、『30代半ばになると、結婚できる確率が下がるらしいよ』とか、『30までに出産しないと、産後の体型って戻らないんだって』とか、わざわざ言いに来るのです。

『へぇ、そうなの』としか言いようがないのですが、彼女だって、ついこの間までは未婚のアラサーだったはず。そんなことを言われた側がどんな気分になるか知らないはずはないのに、なぜこんなことを言うのでしょうか? どう返せばいいのでしょう?」

◆自分の痛みを人で解消したいから

 おそらく彼女は、“自分に自信がもてないちゃん”なのだと思います。

「私はこうしたい」じゃなくて、「これでいいんだよね……?」と、きょときょとしつつ、生きてきた人なのかもしれません。上目遣いでまわりを見て、誰かに「そうだよ、間違ってないよ」と言われてやっと安心するような。

 そういう人は、マキさんのように“自分”を持った生き方をしている人を見ると、不安になるのではないでしょうか。同じ価値観で生きてくれないと、自分が手にしたはずの幸せが揺らいでしまうから、わざわざ失敬なことをぶつけて、“自分の正しさ”を実感したいのだと思います。

 彼女のように“人は人”と割り切れず、自分と人を地続きに考えている人は、自分の痛みを人で解消しようとするきらいがあります。

 もしマキさんが「私なんて結婚もまだだし、もし出産しても体型も戻らないだろうし、失敗したわ!」とでも言ってやれば、きっと1週間ぶりに便秘が治った人みたいに、彼女はスッキリするでしょう。でも、そこまでサービスしてやらんでもいいですよ。

◆さらっと受け流そう

 自分の幸せと人の幸せを切り分けて考えられないから、隣の芝の青さに苦しんでしまう……ちょっと残念ですよね。

 もしまた彼女がマウントを取りに来たら、「世の中にはいろんな幸せがあるよねぇ」くらいのコメントを返し、さらっと受け流すことをお勧めします。

 やりこめる必要はないですが、人の幸せと自分の幸せをほどいて考える余地を与えてあげるといいのでは。

 自分の幸せときちんと手をつないでいるあなたは、きっと素敵な人だと思います。ご趣味のライブ参戦、存分に楽しんでくださいね。

<文/みきーる>

【みきーる】
ジャニヲタ・エバンジェリスト。女子マインド学研究家。応援歴20年超のジャニーズファン。女心を知って楽しく生きるためのライフハック“女子マインド学”を提唱。著書に『ジャニ活を100倍楽しむ本!』(青春出版社)『「戦力外女子」の生きる道』他。Twitterアカウント:@mikiru、公式ブログ:『ジャニヲタ刑事!』