マテウス・クーニャ(19番)などの活躍で3−0とアルゼンチンを下したブラジル。※写真はトゥーロン国際大会の時のもの(C) Getty Images

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 今年の7月22日に開幕が予定されている東京五輪のサッカー競技。16チームが参加するこの本大会に向け、2月10日時点で14か国までが決定した。

 南米では、1月18日から2月9日にかけて、コロンビアで上位2か国に出場権が与えられるCONMEBOLプレオリンピック大会が行なわれた。アルゼンチン、ブラジル、コロンビア、ウルグアイの4か国が決勝ラウンドに進み、2連勝したアルゼンチンが1試合残して出場権を獲得。残り1枠を懸けた争いは、最終節に持ち込まれた。

 先に行なわれたコロンビア対ウルグアイは3−1で後者が勝利。暫定2位となった。五輪出場には勝利が絶対条件となった前回金メダルのブラジルは、アルゼンチンと対戦。3−0で宿敵を下し、東京行きの切符を掴んだ。
 
 南米以外でも続々と出場国が決定している。ヨーロッパでは、昨年6月16日から30日にかけて、イタリアとサンマリノで共同開催された、U-21欧州選手権の上位4カ国、スペイン、ドイツ、ルーマニア、フランスが東京五輪への出場権を獲得した。

 今年1月8日から26日にかけて開催された、U-23アジア選手権では、上位3チームがアジア代表に名乗りを上げた。顔ぶれは、大会を制した韓国、サウジアラビア、オーストラリアの3か国だ。

 アフリカでは、19年11月8日から22日にかけてエジプトで開催された、アフリカU-23ネーションズカップの上位3か国に出場権が与えられた。優勝したエジプト、その開催国に決勝で敗れたコートジボワール、3位決定戦でPK戦の末にガーナを下した南アフリカが本大会に進んでいる。

 また、オセアニアからは、2019年9月21日から10月5日にかけて、フィジーで行なわれたオリンピック予選で他を圧倒したニュージーランドが代表の座を掴んでいる。

 これで開催国の日本を含む14か国に出場が決定。残り2枠は北中米代表で、3月に開催される五輪予選上位2か国に出場権が与えられる。
 
 これまでに決まった東京五輪の出場国は以下の通り。

日本(開催国、7大会連続7回目)
スペイン(欧州予選1位、2大会ぶり11回目)
ドイツ(欧州予選2位、2大会連続10回目)
フランス(欧州予選ベスト4、6大会ぶり13回目)
ルーマニア(欧州予選ベスト4、14大会ぶり4回目)
ニュージーランド(オセアニア予選1位、2大会ぶり3回目)
エジプト(アフリカ予選1位、2大会ぶり12回目)
コートジボワール(アフリカ予選2位、3大会ぶり2回目)
南アフリカ(アフリカ予選3位、2大会連続3回目)
韓国(アジア予選1位、9大会連続11回目)
サウジアラビア(アジア予選2位、6大会ぶり3回目)
オーストラリア(アジア予選3位、6大会連続6回目)
アルゼンチン(南米予選1位、2大会連続9回目)
ブラジル(南米予選2位、4大会連続14回目)
※2月10日現在

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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