北海道はなぜ大きい? かつては札幌県が存在していたって本当?
日本の中でも一番面積の大きいのが北海道。他の都府県と比べても大きな差がありますが、以前、北海道には別の県が存在していたのだとか。東進ハイスクール地理科講師の村瀬哲史先生が北海道の歴史について教えてくださいました。
Q:どうして北海道だけあんなに大きいの?
日本でもっとも面積が大きい都道府県は、みなさんごぞんじのとおり北海道です。なんと、日本の面積の20%以上を占めています。2位の岩手県と比べても、5倍以上の面積。また、北海道の中には、新潟県、山梨県、東京都、埼玉県、神奈川県、石川県、滋賀県、京都府、大阪府、奈良県、香川県、徳島県、宮崎県、佐賀県、沖縄県の15の都府県がすっぽりとおさまるんだとか。「北海道はでっかいどう」のフレーズどおりの大きさですね。
北海道の大きさを表すこんな新聞広告も。
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A:かつては3つの県に分かれていたよ!
う〜ん、なんで大きいのかと言われても困るけど……。じつは、かつて北海道は3つの県に分かれていた時期があったことをごぞんじでしょうか?
北海道は、1869年に、北海道の開拓を進めるために設けられた機関である「開拓使」が設置され、本格的に開拓がスタートします。
しかし、開拓使は1882年に廃止され、函館県、札幌県、根室県の3つの県に分かれました。しかし、当時の北海道は人口が26万人ほどと少なく、しかも半分以上の15万人が函館県に集中していました。そのため、3つの県に分けることで、かえって効率が悪くなり、開拓が進みにくくなりました。そこで、1886年に3つの県が統合され北海道庁が置かれ、地方自治体としての北海道が誕生しました。
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教えてくれたのは……
村瀬哲史(むらせ・あきふみ)先生
【Profile】
1972年3月11日、大阪府生まれ。東進ハイスクール 東進衛星予備校 地理科講師。わかりやすく、理解しながら覚えられる授業が好評。キャラのある関西弁と聞き取りやすい声で話す。『ネプリーグ』(フジテレビ系)ほかテレビのバラエティー番組や情報番組などでも活躍。
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(抜粋)
書籍『常識なのに! 大人も答えられない都道府県のギモン』
著者:村瀬哲史
編集:九内俊彦、荒井風野(SUPER MIX)
編集協力:知野美紀子(SUPER MIX)、江藤優子、松本玲子
ディレクション:成澤景子(SUPER MIX)
画像・写真提供:宇和島プロジェクト、江崎グリコ株式会社、銀座 伊東屋、神戸肉流通推進協議会、小谷信介、サントリー食品インターナショナル株式会社、SPA大手町、ピクスタ、一般社団法人 北海道広告業協会WEB編集:FASHION BOX※ 画像・文章の無断転載はご遠慮ください【よく読まれている記事】
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