青森山田の選手たちが見せたゴールパフォーマンス【写真:Noriko NAGANO】

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高校選手権準決勝で帝京長岡を撃破 MF武田を中心にゴールパフォーマンス

 第98回高校サッカー選手権で準決勝を突破して連覇に王手をかけた青森山田(青森)の主将、MF武田英寿は2-1の勝利と苦しい戦いになった準決勝も「練習通りのことができた」と強調。

 そして、ゴールパフォーマンスについては「やったことがなかったので照れがありましたね」と苦笑いした。

 準決勝の相手は新潟県勢初のベスト4を勝ち取った帝京長岡(新潟)だった。立ち上がりからボールを支配される苦しい展開だったが、武田は「相手にボールを持たれるのは分かっていた」というチームの共通理解があったと話す。そして前半16分には右サイドを切り崩した攻撃からFW田中翔太が先制ゴール。こうした一連の流れを「練習通りのことができた」と話した。

 そして、その先制点の後には武田を中心にした3年生5人が集結。人気漫画「ドラゴンボール」のギニュー特戦隊のポーズを決めた。今大会で準々決勝までにゴールを決めたMF浦川流輝亜が同じドラゴンボールの「かめはめ波」のポーズをしていたのがキッカケで、その浦川やDF神田悠成が発案者になって「じゃあ、準決勝で決めたらみんなでやろう」ということになったのだという。

 そうしたなかで、ゴールを決めた田中ではなく武田がセンターになったことについては「最初はゴールを取ったやつが真ん中にと言っていたんですけど、難しいという話になりまして」と苦笑した。そして「これまでゴールパフォーマンスというのはやったことがなかったので、照れがありましたね」と、笑顔の中にも恥ずかしさを垣間見せていた。

 自身は2年生で出場した昨年にもレギュラー出場。そして選手権を前に浦和レッズ入りも内定して注目される存在になった。相手にボールを支配されるなかで多くの見せ場は作れなかったが、チームの2点目は右サイドでタメを作って崩しのキッカケを作り、1点リードのアディショナルタイムには前に残ってカウンターの的になった。そこでのプレーは「ちょっとキツくなってしまって。でも、あれが最後までやれないとダメですよね」と、納得はしていなかった。

 それでも、主将として、エースとして連覇に王手をかけるところまで来た。優勝チームの一員としての1年前を知る武田は「決勝戦は万全のコンディションでやれることが大事だと思うので、この1日の休養を全員で大切にしていきたい」と、13日の決勝戦を見据えている。(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)