ヴイストンがNVIDIA Jetson Nano搭載の自動運搬ロボット「JetBot Mega」を発表 可搬重量約40kgの二輪駆動 国際ロボット展で稼働展示

ヴイストン株式会社は二輪駆動の台車ロボット「JetBot Mega」。国際ロボット展のヴィストンブースにて撮影。デモではノートパソコンを乗せている

前輪の間、フロントバンパーの上に見えるのがAIコンピュータボード「Jetson Nano」。画像だけで機械学習し、ほぼ一日でぶつからずに自律走行できるようになった(機械学習の方法はJetBotとまったく同じ)
筐体には、同社が販売している「メガローバー」をベースとしている。

同社の「メガローバー」(参考)
同製品は受注生産品で、ヴイストン株式会社の公式Webショップにて注文できる。価格はオープン価格、機体周囲の障害物等を検知するLRFを取り付けるオプション(税別 1式100,000円)もある。
なお、同製品は、12月21日まで開催中の「2019国際ロボット展」ヴイストン株式会社ブース(S3-07/共同出展:i-RooBO Network Forum内)にて展示されている。
製品ページ::
https://www.vstone.co.jp/products/wheelrobot/
販売サイト::
https://www.vstone.co.jp/robotshop/
●「JetBot Mega」について
可搬重量40kgのメガローバーの筐体と、Jetson Nanoモジュールの強力なGPU処理能力を組み合わせて使用することができる同ロボットは、ディープラーニングを用いた物体認識などもこなす高度な処理能力を、Webブラウザベースの開発・解析ツールであるJupyter Notebookで活用できるなど、JetBotプロジェクトの先進性をそのままに、大型台車ロボットの走破能力・可搬性能を加えたものだ。
「JetBot Mega」を利用することで、JetBotプロジェクトを単純な学びのツールのみならず、具体的な用途を見据えた研究・開発プロジェクトへとステップアップさせることが可能となる。

●「JetBot Mega」の特徴
同ロボットは、Jetson Nanoを搭載することにより、強力なGPUを活用したプロジェクトを容易に開発することが可能となった二輪駆動の大型台車ロボットで、実用を見据えた開発に対応。専用の無線コントローラーで操作も簡単になっている。
●強力なGPUを活用したプロジェクトを容易に開発可能
JetBot Megaに搭載されているJetson Nanoでは、通常のCPUに加え強力なGPUが利用可能。同ロボットでは、JetBotプロジェクトで用いられているWebブラウザベースのプログラム環境Jupyter Notebookや、公式のサンプルソースなども利用できるため、いわゆるモダンAIと呼ばれるような技術を体感、実装する用途に適している。

Jupyter Notebookでのプログラム作成画面例
●二輪駆動の大型台車ロボットで、実用を見据えた開発に対応
Jetson NanoのGPUによる処理結果をこの大型ロボットに反映可能なため、単純なプログラミングの学習用にとどまらず、実用を見据えた本格的な開発にも対応可能。また、バッテリーによる稼働時間は約30時間で、必要十分な可用性を備えている。また、メガローバーの特徴であるエンコーダー値の読み取りにも対応しているため、JetBotとして速度制御を行うことも可能。大型ロボットであるがゆえに求められる緻密な制御にも、十分に対応できる。(※バッテリー駆動時間については、標準的な環境下での設計値であり、実用の状況によって、バッテリー駆動時間は大きく異なる。)
●専用の無線コントローラーで簡単操作
同製品に付属するゲームパッド型無線コントローラー「VS-C3」を使えば、PC等を接続しなくても、同ロボットを無線操縦することができる。なお、同機能はJetson Nanoではなく制御基板のVS-WRC051への接続となり、VS-C3の信号をJetson Nanoで認識できるものではない。
▼ 本体仕様:
・サイズ
W396×D353×H166 (mm)
・積載重量
40kg
・本体材質
アルミニウム
・バッテリー
12Vシール鉛バッテリー 312Wh
・駆動方式
二輪駆動、後部キャスター ×1
・タイヤ直径
152mm
・モーター
DCモーター 40W×2
・回転検出
エンコーダー
・最高速度(実測値)
1.4m/s
・制御基板
VS-WRC051
・付属品
充電器、無線操縦セット
・注文時オプション
レーザレンジファインダー
・備考
※同製品は屋内専用です。屋外での使用は想定しておりません。また、製品の仕様は予告なく変更となる場合があります。

構成図
(ロボスタ編集部)
