守備のデータはほとんどが“1位” 青きアグレッシブ軍団の躍進は奇跡じゃない
2度目のプレミアリーグ制覇は難しいだろうが、レスター・シティのトップ4入りはすでに見えてきていると言っていいだろう。第16節キックオフ前の時点で勝ち点35を稼いでおり、ブレンダン・ロジャース率いるレスターは安定感抜群だ。
やはり注目されるのは14得点を奪っているエースのジェイミー・バーディだが、ロジャースのチームで最も評価されるべきは守備のバランスだろう。チャグラル・ソユンク、ジョニー・エヴァンスを中心とした最終ラインはとにかく安定している。
ジェイムズ・マディソンやバーディら派手な攻撃陣に目が行きがちだが、この安定した守備こそレスターがトップ4入りを狙えると評価される理由でもある。今の彼らには大きく崩れる気配がない。
頑張っているのはセンターバックの2人だけではない。1試合平均のタックル数は20.9回を記録しており、こちらもプレミアNo.1だ。MFウィルフレッド・エンディディ、右サイドバックのリカルド・ペレイラなどを中心にチーム全員のハードワークが効いている。
その効果もあってか、レスターは1試合平均の被枠内シュート数も2.9本とリーグ最少なのだ。枠内に飛んでくるシュートが少なければ、当然失点のリスクも減る。しかも未だにセットプレイからの失点が0となっており、これも大きい。
今夏はセンターバックのハリー・マグワイアをマンチェスター・ユナイテッドに奪われることになり、レスターの守備は脆くなったはずだった。ところが穴を埋めるソユンクとエヴァンス、そして組織でのハードワークによって以前よりも強固な守備ブロックが完成している。
12月21日にはマンC、その次の26日にはリヴァプールとの戦いが予定されている。両クラブともレスターには手を焼くはずで、青き戦士たちは今季のプレミアをかき回す存在となっている。
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