兵庫県姫路市の市立中学で教育実習に参加した20歳代の会社員男性が、指導役の教諭から、他の教員の面前で叱責しっせきされるなどのパワハラを受けたと訴え、抑うつ状態と診断されていたことがわかった。

 学校側は「通常の指導の範囲内だったと考えているが、男性がつらい思いをしたことには申し訳ない」としており、市教委が調査を始めた。

 男性や市教委によると、男性は教員になるため、5〜6月の約3週間、有給休暇を取って出身地の姫路市の中学校の教育実習に参加。指導役の教諭に授業前の指導計画の書き方を尋ねた際、他の教員らがいる前で「こんなことも出来ないのか」と叱責され、その後、無視するような態度も度々、取られたという。

 男性は不眠や湿疹に悩まされ、実習後、抑うつ状態と診断され、仕事を2週間休んだ。学校側は取材に「言い回しや接し方の詳細はわからないが指導役の教諭らに聞き取ったところ、現時点ではパワハラがあったとは認められない」と説明。市教委が男性と学校側の聞き取りを始めた。