Facebookが提唱する仮想通貨「Libra」を運営するために設立された「Libra協会」から、宿泊予約サイト「Booking.com」などを統括するBooking Holdingsが離脱することになりました。時価総額9兆円超という、残っていたパートナー企業のなかで唯一の大規模上場会社の離脱は、パートナーが当初の28社から4分の3に減ったことと合わせて、Libra協会にとって大きな痛手となりそうです。

Libra Loses a Quarter of Its Members as Booking Holdings Exits - Bloomberg

https://www.bloomberg.com/news/articles/2019-10-14/booking-holdings-is-latest-to-pull-out-of-libra-association

「Libra協会」はFacebookが主導する仮想通貨「Libra」を運営するための組織で、「Libra」の公式サービスインがまだであるように、協会も公式にはまだ発足に至っていないとのこと。

しかし、「Libra」はそのサービス開始前からフランスとドイツでブロックされることが決定済み。

Facebookの独自仮想通貨「Libra」はフランスとドイツからブロックされることが決定&各国中央銀行からも厳しい調査を受けている - GIGAZINE



そしてPayPalの離脱を皮切りに、Visa、Mastercard、eBay、Stripe、Mercado PagoもLibra協会からの離脱を決定。

Facebookの仮想通貨「Libra」から続々パートナー企業が離脱 - GIGAZINE



Libra協会のメンバーは10月14日(月)にジュネーブで会合を開き、初期メンバーの最終決定を行う予定でしたが、そこに飛び込んできたのが「Booking Holdingsの離脱」でした。

すでに金融サービスで実績のあったPayPal、Visa、Mastercardの離脱も相当な痛手だったはずですが、残った企業のうち、唯一、時価総額840億ドル(約9兆1030億円)超という大規模な株式公開を行っているBooking Holdingsの離脱は、さらなる痛手であったことが予想されます。

この件について、BloombergではLibra協会にコメントを求めたものの、反応は得られなかったとのことです。