ドイツ杯では初戦で姿を消し、さらにブンデスリーガ開幕戦ではドルトムントを相手に完敗を喫したFCフライブルク。だがそれから三日が経った火曜日には、課題だった右サイドバックの補強を行なったことを正式に発表した。

 日曜日にkickerでお伝えしていた通り、フリーとなっていたシュテファン・リヒトシュタイナーと、単年契約で合意。35才のベテランサイドバックは、この夏でアーセナルとの契約を満了しているために、アウグスブルク側には獲得に際して移籍金は発生しない。

 「シュテファン・リヒトシュタイナーのような、経験豊富な選手を加えることができ嬉しく思うよ。スイス、フランス、イタリア、そしてイングランドへとわたり、素晴らしいキャリアを歩んできた選手だ。スイス代表としてもね。サッカーでのプレー面以外でも、チームにメリットをもたらしてくれることだろう」と、マネージャーを務めるシュテファン・ロイター氏は、喜びを語っている。

 2011年から7年にわたりユベントスにてプレーした同選手は、そこでセリエA236試合に出場して13得点をマーク、通算7度のリーグ制覇も達成している。そして昨季ではFCアーセナルでプレーし、リーグ戦20試合に出場。また国際舞台ではスイス代表として105試合に出場しており、チャンピオンズリーグでは36試合、ヨーロッパリーグでも19試合に出場。なおアウグスブルクでは今シーズン、SCフライブルクへヨナタン・シュミットが復帰しており、右サイドバックの穴埋めが求められていた。

 リヒトシュタイナーは「アウグスブルクは、ここ数年で素晴らしい成長を見せているクラブ」との印象を述べ、「今回のステップは、自分にとって、まさに1つの挑戦だと思っているよ、イングランドを後にした自分に対して望んでいたようだ。若く、ハングリーなこのチームの一助となれると確信しているし、ブンデスリーガでの素晴らしい雰囲気はとても刺激的だ」と語った。背番号は2。