1994年に公開されたディズニーの名作アニメーション映画「ライオン・キング」を現代の3DCG技術でよみがえらせた実写版「ライオン・キング」が2019年8月9日(金)から公開されています。あまりにリアルな映像に一部から「不気味の谷を思わせる」という指摘もあるほどで、実写版に対しては賛否両論が巻き起こっているとのこと。そんなあまりにリアル過ぎる実写版ライオン・キングを、人工知能(AI)を用いて有名女優のポルノ映像を作成して話題を呼んだ「フェイクポルノ」に用いられた、ムービー内の人物の顔を違和感なく別の人物に入れ替える技術「ディープフェイク」を使って、アニメ版のライオン・キングと入れ替えてしまったムービーが公開されています。

I used "deep fakes" to fix the Lion King - YouTube

大地を踏みしめる小さな足。ここは実写版(左)とディープフェイク版(右)で変わりありません。



しかし、シンバの顔は実写版のリアル過ぎる見た目と異なり、ディープフェイク版ではアニメ版のシンバをCGで違和感なく再現したような感じに仕上がっています。



目をつむると大きな差を感じないのですが……



目を開くと大きな違いを感じます。キャラクターデザインにおける目が持つ役割の大きさを感じさせます。



ラフィキがシンバをかかげるシーン。大きな目をしたディープフェイク版は、よりシンバの心境が伝わってくるかのようです。



悪役のスカーは実写版の方が恐ろしげな見た目。



シンバの幼馴染であるラナ。



シンバの父でありプライド・ランドの王・ムファサ。実写版は王としての威厳のようなものを感じますが、ディープフェイク版は父としての優しさのようなものを感じます。



ハイエナを率いるスカー。



シンバの友達であるミーアキャットのティモンとイボイノシシのプンバァ。明らかにディープフェイク版の方が愛嬌を感じます。



なお、ムービーを作成したのはアーティストのNikolay Mochkinさんで、ムービーは公開からわずか2日で120万回以上再生されており、高評価が1.1万件以上集まっています。コメント欄には「スカーが良い感じだね!これだったらもっと映画に興味を持っていたのに」や「製作者が見た目や感情よりもリアリズムを追求しなければいけなかった理由がわからないよ。(アニメ版の方が)キャラクターはよりユニークで表現豊かに見えるね」といった意見や、「映画全体をディープフェイクして見たいね」といった意見までありました。