台風10号の進路定まらず2日間で1000kmのずれ

2019/08/09 16:56 ウェザーニュース

9日(金)15時現在、台風10号は小笠原近海でほとんど停滞しています。ただ、小笠原諸島を過ぎてからの進路は、いつもに比べて定まっていない状況です。

気象庁予測モデル(GSM)による台風10号進路予測を振り返ってみると、6日(火)21時、7日(水)21時時点では、日本の東海上へ向かう進路でした。ところが、時間を追うごとに西寄りへ移動し、9日(金)9時時点では四国沖に進む予想となっています。北緯30度付近で比較すると、約2日間で西に1000kmも進路がずれたことが分かります。

ポイントは太平洋高気圧の張り出し方

予想進路の変化は、来週に予想される太平洋高気圧の張り出し方が主な要因となっています。

6日(火)21時発表の気象庁予測モデルでは、太平洋高気圧の張り出しが弱く予想されていました。このため、台風はそのまま真っすぐ北上しやすい状況でした。

ただ、日を追うごとに太平洋高気圧の西側への張り出しが強く予想されるようになり、8日(木)21時発表時には太平洋高気圧が東北から近畿、中国地方を覆うほどにまで拡大。北上するはずの台風が太平洋高気圧にブロックされ、西よりへ進む予想となりました。

世界の予想モデルも日本直撃コースへ

世界の予想モデルを見てみると、依然としてモデルごとに違いはあるものの、小笠原の西を通過した後の進路は、昨日までと比べると本州方面へ向かうものが増えて、直接台風の影響を受けるおそれが高くなっています。予報円が大きいため、まだ進路はあまり定まっていませんが、最も早く進んだ場合、お盆中盤の14日(水)には西日本の太平洋側が暴風域に入るおそれがあり、お盆後半は西日本を直撃し、帰省やレジャーなどの予定に大きく影響することが懸念されます。