広島戦に先発した中日・大野雄大=マツダスタジアム

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○ 広島 6x − 5 中日 ●

<15回戦・マツダスタジアム>

 広島がサヨナラ勝ちで4連勝。9回に3番・バティスタの起死回生2ランで同点に追いつき、延長10回、6番・安部のサヨナラ本塁打で接戦を制した。

 広島は終盤、3イニング連続併殺を喫するなど拙攻続き。それでも3点を追う9回、二死から2番・菊池涼の左前適時打で2点差に迫ると、続くバティスタが同点の23号2ランをバックスクリーン横へ運んだ。10回は先頭の安部が5号ソロを左翼席へ。劇的なサヨナラ勝ちで4連勝とした。

 投手陣は先発のアドゥワが5回途中9安打5失点で降板したが、救援陣が無失点リレー。10回のピンチを凌いだフランスが6勝目(3敗4セーブ)を手にした。

 中日は1点を追う4回、7番・京田、8番・木下の連続適時打で逆転すると、なおも一死一、三塁から、9番・大野雄は捕手前へのバント。これが一塁へ送球される間に三走・京田が判断よくホームへ滑り込み、結果的にスクイズで3点目を加えた。5回は2番・三ツ俣、3番・大島、4番・ビシエドの3連打で2点を追加。5−1とリードを広げた。

 先発の大野雄は3回、3番・バティスタに特大の先制ソロを浴びるも、要所を締める投球で最少失点。打球を足に受けた影響もあり5回83球で降板したが先発の役割は果たした。しかし3点リードの9回、6番手の岡田が痛恨の同点被弾。10回にサヨナラ弾を浴びた祖父江が3敗目(2勝)を喫し、中日は4連敗となった。