AKIRA 4Kリマスターセット(C)1988マッシュルーム/アキラ製作委員会

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多くの映像作品に影響を与えたSFアニメ映画「AKIRA」の新アニメ化プロジェクトが始動したことがわかった。ロサンゼルスで開催中の「Anime Expo 2019」のサンライズパネルで発表された。

1982年から1990年にかけて週刊ヤングマガジンで連載された大友克洋氏によるSF漫画を原作とするアニメ映画「AKIRA」は1988年に公開。ゲーム化もされ一大ブームを巻き起こした。そんな「AKIRA」の舞台として描かれた2019年に新アニメ化プロジェクトが発表された。大友克洋監督らが登壇した今回の発表会では、プロジェクト始動のみの発表となったが、詳細については決まり次第発表するとしている。

また、2004年の「スチームボーイ」に続き大友監督3作目の長編アニメ映画として「ORBITAL ERA(オービタルエラ)」の制作が発表。監督自身が原案・脚本・デザインワーク・監督を手掛ける。物語は、近未来の建設途上のスペースコロニーを舞台に特異な環境や社会の中、翻弄されながらも生きていく少年達の冒険活劇。少年の目を通して「人類未来のリアル」が描かれる。

講談社による「OTOMO THE COMPLETE WORKS」プロジェクトも始動。大友監督自ら作品群を編集・構成し、「“大友克洋“という作家の誕生から創作と思考の軌跡を読み取ることができる、まったく新しい集成を制作すること」をテーマにしたプロジェクトになるとしている。さらに、アニメ映画「AKIRA」の4Kリマスター版ソフト「AKIRA 4Kリマスターセット (4K ULTRA HD Blu-ray & Blu-ray Disc 2枚組)」が2020年4月24日に発売。35ミリマスターポジフィルムの情報を4Kスキャンや4Kリマスター、HDR化することにより鮮やかに再現しており、NEO TOKYO本来の姿が映し出されるという。