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車載音声アシスタントの動きが活発化している中、音声操作は運転に影響を及ぼすのか及ぼさないのか、海外のいくつかのレポートを紹介したい。

●Transport Research Laboratory
まず交通に関わる調査研究、コンサルティングなどを行う「英国交通研究所(TRL)のレポートを紹介する。


Image: Transport Research Laboratory
運転中にハンドヘルドデバイスを使用すると、応答時間が0.5秒増加し、時速70マイルで運転中の場合停止距離が15メートル以上伸びる。そしてハンズフリーを使用しても、時速70マイルでは停止距離が12.5メートル以上伸びるということが示されている。どの速度域でもハンドヘルド、ハンズフリーの差は僅かであって、停止距離が伸びてしまう傾向が明らかとなった。


Image: Transport Research Laboratory
そして、注意力不足が安全性に与える影響は、デバイスよりもタスクに依存することが示唆されたという。

●AAA Foundation
続いて、米国の交通安全を推進する非営利団体「AAA Foundation」のレポートを紹介する。


Image: AAA Foundation
Apple Siri、Google Google Now、Microsoft Cortanaを使用した音声ベースのインタラクションがドライバーの認知作業負荷に及ぼす影響を調査した結果、音声ベースのパーソナルアシスタントを使用して電話をかけたり、音楽を選択したり、テキストメッセージを送信したりすると、運転するだけの場合と比べて、運転手の気が散ることが大幅に増えたという。
システムエラー数、タスクにかかる時間、操作のしやすさが、注意散漫の程度と関係があるという。


僕はこう思った:
音声アシスタントを運転中に使う場合はハンズフリー・アイズフリーとは言え、集中力を奪われるという調査結果があるということは知っておくべきでしょう。

(中橋 義博)