最新「クルマ展示会」で先端センサー競う。世界初出展も
ボッシュ(東京都渋谷区)は最新の車載レーダーセンサーを世界初出展した。大和一孝シャシーシステムコントロール事業部マネージャーは「物体が多い場所での性能が求められている」と語る。
交差点進入時に他の車両や歩行者を早く正確に検知できるほか、自動運転機能の誤作動のリスクを下げるという。既存品から体積比で約30%小型化したことで搭載の自由度も高めた。同レーダーは19年内に量産する予定。
一方、古河電気工業は交差点など人や車両が入り乱れる環境に対応できるレーダーを開発した。パルス式の電波を採用し、車のバンパーや周囲の障害物に影響されずに車両や歩行者などを検知できる。
小型化を図ったほか、人などを検知する距離を約20メートルほど伸ばした。これまで後方向けで採用されているが、雨や雪などでも検知できるため、前方向けレーダーとして提案を始めた。
一方、センサーを内蔵することで付加価値を高めた製品もある。仏ヴァレオと市光工業は共同開発したセンサー内蔵の自動車用ランプを展示。車両の意匠に影響を与えず、車両の四隅に搭載できる。
ヘッドランプの光軸を調整する機構を応用し、センサーの向きを正しい位置に調整できる機構を設けた。市光工業の箕川彰一先行開発本部マーケティング部長は「車両の傾きに応じて自動調整も可能」とする。モジュール(複合部品)化したことで組み立て工程の簡略化にもつながる。
業界では自動運転の普及に向けて、センサー関連の技術がカギを握るというのが支配的な見方だ。今後、自動運転技術は一般道路など、より難易度が高い環境で利用される。技術的な課題が山積する中、各社はセンサーを中心に画期的なシステムなどを提示し、課題解決を狙う。
