主将コンパニ、在籍11年のシティ退団決定「全ての人々に感謝でいっぱい」

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マンチェスター・シティは19日、ベルギー代表DFヴァンサン・コンパニ(33)が今シーズン限りで退団することを発表した。

コンパニは2008年8月にハンブルガーSVからシティに加入した。以降、シチズンズに必要不可欠な守備の柱として君臨し、負傷に悩まされるシーズンもありながら、在籍11年間で公式戦360試合20ゴール11アシストを記録。4度のプレミアリーグ優勝を経験した他、FAカップを2度、EFLカップを4度制覇するなど、数々のタイトル獲得に貢献してきた。今シーズンも公式戦26試合に出場し、国内3冠の力に。唯一挙げたゴールは、プレミアリーグ第37節のレスター・シティ戦(1-0で勝利)で見せた豪快なミドルシュート。同リーグ史上最も激しい優勝争いを制すのに、重要な勝ち点3を得る値千金のゴールだった。

プレー面での貢献だけでなく、博学ぶりや厚い人望からファンに愛され、強豪としての礎を語る上で欠かせない存在となったコンパニだが、ついに退団が決定。クラブ公式サイトで以下のようにコメントしている。

「このクラブを離れる時が来た。感謝しかない。僕の特別なクラブでの特別な旅を支えてくれた全ての人々に感謝でいっぱいだ。このクラブに初めて来た時のことは、今のように鮮明に覚えている。マンチェスター・シティの人々にとても親切にしてもらったことをね」

「全てのマンチェスター・シティのサポーターが、良い時も悪い時も僕たちを忠実に支えてくれた。みんながいつも僕を後押ししてくれて、諦めない勇気を与えてくれたんだ」

「シェイク・マンスール(オーナー)、そして世界中のシティファンが僕の人生を変えてくれた。永遠に感謝する」

なお、コンパニはシティ退団発表後、プロキャリアをスタートさせた古巣・アンデルレヒトに選手兼監督として復帰することを発表した。