堂安律(本人のInstagramより)

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 たかが“靴一足”に10億円とは驚いた。

 オランダでプレーするMF堂安律(20)がプーマと10年10億円で契約した。ウェアはチームで契約しているため、試合での露出は靴のみである。

「過去にシューズ契約で年間1億円を超えた日本人は、中田英寿、中村俊輔、本田圭佑、香川真司くらい。みな日本代表の顔役でした」

 とスポーツ紙サッカー担当記者が語る。

 堂安と聞いてもまだピンと来ない方もおられようが、

「U−15時代からチームの司令塔として君臨し、アジアU−19選手権ではMVPに。現在は飛び級してA代表でもレギュラーに定着。森保監督が寵愛する“三羽ガラス”の一人です」

 いわば、サッカー日本代表の“令和の顔”となるべき男なのだ。

堂安律(本人のInstagramより)

「代表のみならず、プーマにとっても、堂安は“令和の顔”なんですよ」

 どういうことか。

「日本サッカー界でプーマといえば“キングカズ”こと三浦知良(52)。30年以上前から契約を交わしているカズはプーマにとって“平成の顔”でした」

 そしてカズが代表から遠ざかった平成後半、プーマの顔役を担っていたのが、長らく代表キャプテンを務めた長谷部誠(35)だ。だが、その長谷部も昨年のW杯後に代表引退を宣言。そのため、プーマは新たな看板選手を探していた。

「その点、堂安は、東京五輪に出場するU−23代表の中心的存在であるだけでなく、今後のW杯でも2回分は活躍が見込めます。“カズのピーク時の契約金を超えない”という、プーマの不文律が破られたのも納得です」

 もっとも、世界を見渡せば、かのメッシはアディダスと引退まで年間約30億円で契約しているし、C・ロナウドに至ってはナイキと“生涯1100億円”なんて報じられている。

「かつてマラドーナと契約したプーマでは、マラドーナモデルがバカ売れし、今でも売れているほど。たかが靴ですが、その広告効果は莫大なのです」

 たかが靴、されど靴、なのである。

「週刊新潮」2019年5月16日号 掲載