ルネサスだけじゃない!半導体・電子部品の減産ドミノは大丈夫?
こうした動きは、半導体製造装置メーカーにとって運用関連サービスなどの減少につながる恐れがある。だが装置メーカーにとっては、工場の停止よりも投資計画が延長された場合の方が業績に与える影響が大きい。半導体メーカーの今後の投資計画が注目される。
一方、電子部品業界では顧客の在庫調整による余波が出始めている。ある電子デバイス商社の幹部は自動車の渋滞に例えて、「先頭がブレーキをかけると(後方は)徐々にスピードダウンして、最後は渋滞してしまう」と嘆く。また、他の電気機器メーカー幹部も「電子部品などの在庫をまだ調整しきれていない。2018年度内は(調整が)続きそうだ」と指摘する。
とはいえ、電子部品大手各社は春の皇位継承に伴う10連休についてほぼ例年通りの稼働を予定しており、これまでに生産停止などの大きな動きはみられていない。
再び好転するかどうかの一つのカギは、スマートフォンの買い替え期間の長期化や中国市場の減速などを主因としたスマホ市場の停滞感の払拭(ふっしょく)にある。韓国サムスン電子や中国の華為技術(ファーウェイ)が画面を折り畳める機種や第5世代通信(5G)に対応した新機種の投入を19年以降に相次いで予定する。調査会社の米IDCによると19年の世界のスマホ出荷台数見通しは前年比0・8%減の13億9490万台と3年連続の減少となる。これら新機種の投入で需要が喚起されることから、下期(7―12月)は前年同期比2・3%増を見込む。
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