6日、フジテレビ「TOKIOカケル」では、今年1月に現役を引退した元サッカー日本代表・中澤佑二氏がゲスト出演。「生まれて初めて聞かれました」のコーナーでは、自身の糧になったという元日本代表監督・岡田武史氏の言葉を明かした。

日本代表ではフィリップ・トルシエ氏、ジーコ氏、イビチャ・オシム氏、岡田氏といった歴代監督のもとでプレーした経験を持つ中澤氏。そんな彼らの素顔について訊かれると、「トルシエ監督っていうのは基本的に叱れる選手と叱れない選手を事前にリサーチしてた。そういうのをやりながら弱いやつをひたすら怒鳴ってた」などと暴露した。

その一方、岡田氏については「短所じゃなくて長所を伸ばせと言われたことが僕は今でもずっと心に思っている」と切り出すと、「苦手なことはやらなくていい。長所だけを伸ばせば短所なんてものは長所で隠せる。それを言われてから僕はサッカーをやることに対してものすごいポジティブにやれるようになれた」と明かす。

また、「僕がパスができない、トラップができないってなった時も、(岡田氏は)恥ずかしいことじゃないんだと。自分の得意なヘディングさえ磨いていけば皆が認めてくれるし、俺はお前を使うって言ったんですよ。そこを伸ばしていけば使うと。むしろ小細工してたら俺は使わないと」と続けた中澤氏は、この言葉をかけられた2003年に「その年に(Jリーグ)優勝できた。で、代表にも入れるようになった」としみじみ語った。