平成の時代もあと少し、新しい元号になる関係で今年のゴールデンウィークは5月1日が祝日となり、祝日に挟まれた4月30日も休みになるため10連休になっています。早い人は昨年から旅先などを手配していたようですが、日々働いているとなかなか旅の手配にまで気が回らなかった人も多いのでは？

高いのはイヤ、ちょっとでも損したくない……そんな堅実女子のために、LCCジャーナリストの五十嵐貴文さんに今からでもなんとかできる航空券のお得テクについてお話を伺いました。

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飛行機乗って、どっか行きたい！

達人がオススメする、GWのエアラインの選び方

いろんな航空会社がありますが、どこを選ぶとお得なのでしょうか？

「前回もお話したように、こちらも人の流れと逆、が鉄則なので、乗ったことのないエアラインにもぜひチャレンジをしてみてください。GWは日系エアラインよりも外資系エアライン、特にインバウンド比率が高い航空会社・路線がまだ比較的お得ですね。ちなみにインバウンド比率の高い路線は、韓国、中国、タイ、マレーシア、などがあります」

堅実女子は乗り継ぎ便に注目を！

直行便は既に満席のところも多いのですが、経由便やストップオーバーを賢く使うべきなのでしょうか？

「そうですね、2019年は最大10連休ということで日程に余裕が出てくる人も多いと思うので、乗り継ぎ便、ストップオーバーを積極的に活用してほしいものです。普通に単純往復よりも、もう一か国回れて同等の値段だったりするので、何か国か旅をしたいという方にはそちらの方がいいかもしれませんよ。

ただ、ストップオーバー可能な航空券は少し割高になったりするので、オススメは24時間以内で乗り継ぎ時間を最大限に増やした航空券の購入です。

例えばバンコク→東京は直行便が多く、それを購入しがちですが、シンガポールのLCCスクートを利用した“超乗り継ぎ航空券”が直行便以下の値段で買えることも。

（例）
2019年 2月 17日 23:15 ドンムアン国際空港 

2019年 2月 18日 02:55 チャンギ国際空港 

乗継 : 22時間 0分           ※シンガポールで丸一日観光

2019年 2月 19日 00:55 チャンギ国際空港 

（台北経由）

2019年 2月 19日 10:35  成田国際空港

先日私も利用したこの航空券は、なんと燃油・空港使用料込みで片道約1万4000円でした。

GWでも、バンコク→香港エクスプレスで香港（乗り継ぎ7時間）→香港エクスプレスで広島（乗り継ぎ17時間）→羽田という航空券が片道3万7000円で、香港や広島でも遊べますよ。

スカイスキャナーなど航空券の価格検索サイトでは【乗り継ぎ1回】【乗り継ぎ2回以上】でも検索でき、乗り継ぎ時間が異常に長い航空券も出てくるので、そういうものも目を通すと自分に合ったお得ルートが見つかることも」

LCCの場合は事前にオプション購入を

なるほど、いろいろと検索してみます！ちなみにGWの航空券は今すぐ購入すべきですか？それとも直前でもいいのでしょうか？

「基本的には早ければ早いほど、安いチャンスはあります。ただ仕事やご家族の関係で直前にGOサインが出る方も多いと思うので、その際はLCCも含めてリサーチを。

ちなみにLCCは見た目の値段が安くても、預け荷物がない価格の場合があるので、購入前に要チェックです。空港でオプションを付けるのが一番割高なので、必ず事前にオプションの購入を。最近は座席指定、機内食、預け荷物がセットになったパックをオプションで販売するLCCが多く、これが一番お得なので、おすすめですよ。

LCCは広告費をあまり多く使えないということもあり、LCCが就航していることすら知られていない路線もまだまだたくさんあります。成田だけを見ても、この1年間で成田＝長崎、高知、宮古島(下地島)、石垣など観光資源に富む目的地にLCCの直行便で行けるようになっているんです。

行きたい目的地が出てきたら、まずLCCの有無をチェック。大手航空会社、LCC問わず一括で検索できるメタサーチ（スカイスキャナー、トラベルコ）などは便利ですよ」

どこか海外に行きたい！と思っている堅実女子は、今からでも調べてみましょう！

五十嵐 貴文　（いがらし・たかふみ）LCCジャーナリスト・メディアディレクター。「コスパ時代のお得」を共通テーマにLCCやデジタル機器の最新情報を各地を飛び回り取材。TVディレクターとしてのスキルを活かしたライブストリーミング・生配信番組の監修・制作も行なう。Twitter：@medigatv (https://twitter.com/medigatv)　YouTube：MEDiGA TV (https://www.youtube.com/channel/UCylps9xP_s2TCH54mgDPAqQ)最近開設したYouTubeも要注目！

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