「me too」

ウェブリオ株式会社は11日、同社が運営する国内最大規模のオンライン英語辞書「Weblio英和・和英辞典」において、年間の検索ログを解析し、世相と連動して検索数の急上昇(スパイク)が見られた「今年の英単語2018」を発表した。

2018年の年間アクセスデータからトップに輝いたのは、成句表現の一つである「me too(ミートゥー)」。もともとはアメリカの性暴力被害者支援のスローガンだったが、2017年にハリウッドの大物映画プロデューサーへの性的被害の告発をきっかけに、「私も」「私も」と世界的な被害告白、被害撲滅運動の象徴的な言葉として使われるようになった。

日本ではセクハラ、パワハラ問題への告発などで使用、検索され、国会で「# Me Too」プラカードが掲げられた2018年4月20日には、1日で1200回以上「me too」が検索され、年間の総検索数は6万を超えることとなった。単語は「#MeToo」といった形でTwitterにハッシュタグで使用されることも目立った。

なお、「今年の英単語2018」にノミネートされた単語は他に9つ。「me too」に関連して「Harassment」、キズナアイなどのVirtualYouTuberの活躍により「Virtual」、「大迫半端ない」の英訳として「awesome」などが上がっている。

「今年の英単語2018」
URL:https://ejje.weblio.jp/lpage/eitango_of_the_year2018/
2018/12/11