C・ロナウドはベテランになっても進化する photo/Getty Images

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レアル・マドリードFWクリスティアーノ・ロナウドはエゴイスティックな部分を捨て始めているのだろうか。今節のアラベス戦でPKをカリム・ベンゼマに譲ったこともあり、スペイン『MARCA』はロナウドの変化に注目している。

この試合でロナウドは2得点を決めていたため、PKを決めればハットトリック達成だった。しかしロナウドは今季得点の少ない相棒ベンゼマに譲る決断を下した。これまでのロナウドなら何よりもハットトリックを優先したはずで、これは非常に珍しい光景と言える。

今回のPKだけではない。今季のロナウドはこれまで以上に守備に走る機会が増えており、大一番となったパリ・サンジェルマンとのチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦でも相手のクリアをスライディングタックルで阻止するなど、これまでのロナウドでは考えられなかったプレイも増えている。

ロナウドは年齢とともにプレイスタイルを柔軟に変えてきており、33歳となった今はドリブルもほとんどしないシンプルな点取り屋となっている。しかも今季はチームも思うような結果が出ず、勝利へ導くためにエゴな部分を捨てて守備にも走る必要があると感じたのかもしれない。ベテランになった今もロナウドの中で試行錯誤が続いているのだろう。

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