ナスリ、1年間の出場停止へ

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▽元フランス代表MFサミル・ナスリ(30)に1年間の出場停止処分が科される見通しになったようだ。スペイン『マルカ』が報じている。

▽伝えられていたところによれば、ナスリはセビージャに所属していた2016年冬に治療の一環で点滴静脈注射を受けたが、ルール範囲外のもので違反行為に触れていたようだ。WADA(世界アンチ・ドーピング機関)のルール上、6時間以内に50ml以上の静脈注射を受けることは、外科手術や入院、臨床検査のほか正当な理由以外では禁止されており、これに抵触したとみられている。

▽報道によれば、スポーツ仲裁裁判所(CAS)が最終的に処分を決定し、当初の2年から1年に軽減されたという。欧州サッカー連盟(UEFA)は月曜日にも正式に発表するものとみられている。

▽なお、先月末にトルコ・スーパーリーグのアンタルヤシュポルとの契約を双方合意の下で解消したナスリは、現在フリーの状況。『マルカ』によればラス・パルマス移籍に近づいていたが、今回の件を受けて契約締結は不可能になったとみられている。

▽今年6月には31歳となるナスリ。かつてアーセナルやマンチェスター・シティなどビッグクラブで輝いたテクニシャンにとって、1年間にわたって試合から離れることになれば今後のプロキャリアへの影響も小さくないだろう。