米空軍の最新鋭ステルス戦闘機F22=2日、光州(聯合ニュース)

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【ソウル聯合ニュース】韓国と米国の空軍が4〜8日、過去最大規模で合同空中訓練「ビジラント・エース」を実施することについて、北朝鮮の朝鮮労働党機関紙、労働新聞は3日、「ただでさえ緊張している朝鮮半島情勢を核戦争勃発の局面に追い込む危険な挑発妄動」と非難した。

 また、「われわれに対する公然とした全面挑戦で、核戦争の火を放つ雷管になり得る。無分別な軍事的挑発騒動が自滅を促す愚かな行為であることを肝に銘じなければならない」と主張した。

 北朝鮮の外務省報道官は2日、訓練について「一触即発の朝鮮半島情勢を爆発へと追い込もうとしている」と強く非難し、「朝鮮半島と全世界が核戦争のるつぼと化した場合、その責任は全面的に米国が負うべきだ」と主張する声明を出していた。

 韓米両軍による訓練実施を口実に、朝鮮半島情勢悪化の責任を押し付ける意図もあるとみられる。

 訓練は北朝鮮の核・ミサイル脅威に対応し、過去最大規模で行われる。米空軍の最新鋭ステルス戦闘機F22やF35Aなど、両国軍の計約230機が参加する。