インテルの長友佑都 photo/Getty Images

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今夏インテルがニースからブラジル人サイドバックのダルベルト・エンリケを獲得した時、日本代表DF長友佑都は厳しい立場に追い込まれるとの予想が大半だった。ついに今夏放出されるのではないかとの意見もあり、逆境からのスタートだったのは間違いない。

しかし、今のところダルベルトと長友の間に明確な差はない。ダルベルトはまだセリエAに馴染めていないのか、1対1の守備など不安定な部分も目につく。ここまでは長友の方が良いパフォーマンスを維持していると言えるだろう。

伊『Internews.it』は、その要因が指揮官ルチアーノ・スパレッティにあると考えている。今季から指揮を執るスパレッティは開幕7試合で6勝1分と見事な成績を残しているが、同メディアは数名の選手を復活させたことが大きいと主張している。

復活した数選手に挙げられたのは、MFマルセロ・ブロゾビッチ、ジョアン・マリオ、DF長友の3人だ。ブロゾビッチは先日のベネヴェント戦でも2得点を決めており、ジョアン・マリオもトップ下で印象的なプレイを披露している。

長友についても同メディアは「今夏ダルベルトが加入したことで彼のインテルでの時間は終わったかとさえ思われたが、引けを取っていない」と評価している。ジョアン・マリオらもそうだが、スパレッティが選手の輝ける場所で起用しているのも大きい。長友も昨季に比べて攻撃参加する機会が明らかに増えており、長友の良さが引き出されている。ダルベルトが加入したとはいえ、長友がスタメンを守っても何の不思議もないだろう。