写真はイメージです(torneさん撮影、Flickrより)

2017年6月24日、日本テレビで放送された『世界一受けたい授業』の中で、「外国人500人に聞いた高野山の魅力ベスト7」が紹介された。講師はスイスのチューリヒ出身のクルト厳蔵先生だ。そこで、こんな問題が出された。

昔、高野山では女性の他にもある動物を入れては
いけなかったと言われています。
その動物とは何でしょうか?

高野山(和歌山県高野町)に入山を禁止されていた動物、正解は猫だった。その理由は......。

「勉強してると、ゴロニャンてしてくるから〜」


高野山壇場伽藍。国の史跡・世界遺産(663highlandさん撮影、Wikimedia Commonより)

番組では、こう解説されていた。

あまりのかわいさから修行の妨げになるという理由で入山が禁止されていたのです。

このQ&Aが、いま話題となっている。ツイッターにはこんな声が寄せられている。

「な、なるほどね」「なんて罪深き可愛さ」などという感想だ。

「私も仕事どころか日常生活にも差し障ってるなぁとじわじわ来てる」「勉強してるとだいたいあいつらゴロニャンてしてくるから?!!!」などという実感のこもったコメントもある。猫を飼っている人から、同感という声が多いようだ。

高野山は、816年、空海(弘法大師)が嵯峨天皇から下賜され、道場として開いた日本仏教における聖地の一つだ。和歌山県北部に位置する高野町、周囲を1000メートル級の山々に囲まれた、標高約800メートルの高地にある。山内には、高野山真言宗総本山金剛峯寺のほか、110以上の寺院がある。

修行の妨げになるほどの猫のかわいさを熟知していたとは、さすが弘法大師である。

高野山(cotaro70sさん撮影、Flickrより)