「テラスハウス」アロハステート28話「ロシア人とチューしちゃった」シェリー、実は未来から来たミラ

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『テラスハウス アロハステート』ハワイ編のエピソードシーズン4の4、28話Isn't SHe Just a Bitch?の巻。

おおおっと、シェリーさんの裏側が暴かれる回であった。
爽やか青春群像劇としてのテラスハウスが瓦解して、陰謀渦巻くゴシップガール的なモードにチェンジしてしまった。


突如、派手なブルーのチャイナドレスの女。
ふたりいる。
場所は、International Market Place。
ひとりはシェリーさんだ。
ひとりは智可子さんだ。
「長い?」って確かめてたけど、チャイナドレスのイメージからすると短い。
脚がスパーンと出ている。切れ込みは深い。
エロい。
次々と人が入っていくのを、「ウェルカム!」と歓迎している。
「(さっきのは)ガバメントの人の娘。ハワイ島のアカカ上院議員」
「すごい人の…娘?」
男性「全員こっちきてくれ」
中央に、いかにもドンって感じの男。左右に4人ずつ合計8人の多国籍な女性。
並べられて写真撮影だ。
パーティー会場はゴージャス。
「なんすか、これ? ゴシップガール観てるみたいになってきた」
コンパニオン的なたくさんの女性。金持ちの男たち。
「めっちゃ、さわってる」
まったく何だか分からない。

まったく分からないまま画面は切り替わって、エリックとシェリーが朝食デート。
急にさわかやかで、「このふたり結婚しそう」とスタジオからも声があがる。
楽しそうだ。

テラスハウスにもどって、「人生でベストだったかもしれない朝食」とか「奇跡が起こった」と、のろける。
だが、「付き合うとなると終わっちゃうから」と言いだすのだ。
「なんで?」とみんなが聞く。
「私は自由が超大事なのね。これからだし、わたしも。
いろいろな人と出会ってきてるから、いろいろ誘われてるから」
おお、なにやら不穏な雰囲気に。
「やっぱり金持ってる人はたいてい年上の男性の人になってるから。
ハワイで金持ちの一番トップの1%の世話いっしょにやんないって誘われたから」
さっきのパーティーは、ここにつながるのか。
「そのコネクションでビジネスやりたいんだ?」
と聞かれて、
「コネクションのほうが大事」
という答え。

翌日、泥酔したシェリーが、「ロシア人とチューしちゃった」と言い出す。
パーティーで、ちょっと一緒に踊って、チューした、と語る。
「エリックは?」
そうだよ。昨日、のろけまくっていたのに。
「だって昨日ここで話してさ、真剣に思ってちゃダメだな」と意外な言葉。
「今は、ひとりだけっていう感じじゃないかな」

ええええー!

「楽しめばいいって感じ」
話を聞いてる男性陣がドン引き。
ウェズも「まあ、ハッピーならいいんじゃない」と言うのが精一杯だ。
「彼氏ってなったらさ、プレッシャーがつくじゃん」
「エリックもあるし、ロシア人もいけるってこと?」
「まあ、分からないわ。エリックがどう思うかわからないわ」

大志とウェズが、ふたりでそのことを話す。
大志「エリックがかわいそうだよ」
ウェズ「コンパニオン的な感じで、金持ちを探してるのも俺的には、うーんって感じだけどね」
大志「まあね」
ウェズ「そっからビジネスになるとか、まあないんじゃね。1回開かないと無理だよ、そのドア」
大志「股を開かないと」
ウェズ「あなたのドア」
生々しい会話に。
エリックにちゃんと話したほうがいいんじゃないかと話す。
そうじゃないと、「ただのビッチじゃね?」。
ときどき「テラスハウス」って演出入ってんじゃないの? って思うのは、こういうとき顔つきがちゃんとビッチっぽくなってるんだよなー。
メイクさんが展開にあわせて、しっかりやってるように見えてしまう。
いや、しかし、なんだ、この展開は。
殺人事件とか起こる流れだよ、これは。

あと徳井さんの妄想によって、ミラちゃんは、後半で
「私、実は未来から来たの」
って言い出すのだ。
みんな、その感じあるあるーと賛同。
200年後の未来では、地球が人間の住める環境ではなくなっている。
「その危機を救うキーはこのオアフにある」

というわけで、テラスハウス、これから、ダークなエロティック陰謀ドラマになって、そのあとにタイムトラベルSFになるようです。(テキスト&イラスト:米光一成