現役のキリスト教牧師4人組によるロックバンド「牧師ROCKS(ぼくしろっくす)」。結成4年目を迎えるにあたり、四谷アウトブレイクで記念ライブを開催。なんと今回は豪華ゲスト3組に加えて、ライブハウスで懺悔体験もできるそう。

型破りなロックバンドのありがたいライブを取材しました。



会場限定アイテムには「宗教改革500年記念」商品も


会場に入るとまず目に入るのは物販スペース。牧師ROCKSがこれまで世に送り出してきたアルバムや、ライブ気分を盛り上げるオリジナルTシャツなど、ファンにはたまらないグッズがこれでもかと並べられています。



今回は宗教改革500年を記念したカフェボトルも登場。プレーンな白地にさりげなくあしらわれている「ルターマーク」がポイントの逸品です。このボトルに好きな飲み物を入れれば、家でもオフィスや学校でも、ライブのアツい空気と神のご加護を感じられるかも。

さらに、先端がスマートフォンの画面を認識するボールペンや、赤×黒のシリコンバンドなどもありました。日常生活でもさりげなく使えるグッズが多いのはポイントが高いです。



ライブ会場に懺悔室。実際に懺悔してみた


物販スペース近くに黒幕で覆われた、ちょっと怪しいスペースが……。「ざんげ室 どうぞお入りください」との看板も。



今回初めての取り組みとなる簡易懺悔室。ライブの前後の時間で、牧師ROCKSのメンバーが会場で迷える子羊たちの懺悔を受け付けてくれるそう。映画やドラマのワンシーンで懺悔室の存在自体は知っていたものの、実際に見たのは初めて。せっかくなので、懺悔経験してきました!



夜中のラーメンがやめられないんです……
相談するこちらが情けなるくらいの内容にも関わらず、接してくれた牧師さんは、まず「夜中のラーメン美味しいですよね」と共感してくれうえで、「1kg太るには7000kcal必要だから大丈夫ですよ。明日から気をつければ問題ありません。明日から頑張りましょう」と、優しく背中を押してくれた。

他の人からしたら、たいしたことではないかもしれない。でもその人にとってはどうしようもないくらい重大な悩みを受け止めてもらい、明日からは新しい気持ちで前に進めるよう背中を押してもらえた懺悔体験でした。

現役牧師によるゴリゴリのロックを楽しめるだけでなく、ライトなものからヘビーな内容まで懺悔できるライブなんて日本初、いや世界初かもしれません。



豪華ゲスト達からの祝福!癒し音楽からベリーダンスまでバラエティ豊かな3組が登場


普段は信者に対して祝福をする側の牧師達が、今日は3組のゲスト達による祝福を受けました。

有名映画にも音楽を提供する「little moa(リトルモア)」、見た目も歌声もインパクト満点なお姉様方によるパワフルゴスペルグループ「COCORO*CO(ココロコ)」、セクシーでダイナミックなベリーダンスを披露してくれた「kanako」。観客はノリノリ、会場の空気はかなり出来上がっています!





牧師ROCKS、いよいよ登場!


荘厳な鐘の音が響き、イントロのギターがうなる讃美歌をアレンジした「On The Rocks-A Mighty Fortress-」とともに、牧師ROCKSが登場!



メンバーの4人は東京・埼玉・山梨・熊本と全国各地で活動中。そのため実は牧師ROCKSメンバーが全員揃うのは、2016年8月以来だそう。そんな瞬間に立ち会えるなんて、まさに奇跡!

最初からかなり飛ばす牧師ROCKS。曲だけでなく途中に挟んでくるMCも、かなりパンチが効いていてキレッキレ。どのくらいキレキレかというと、さっきまで懺悔室で穏やかに話を聞いてくださっていた牧師さんと同一人物とは思えないレベル。この牧師さんとロッカーという凄すぎるギャップがクセになりそうです。






今回は4周年記念ライブということでしたが、定期的にライブを開催しているそうです。ロックが好きな方や教会に興味がある方、懺悔してみたい方は公式サイトにあるライブスケジュールを要チェックです。

ちなみに、ライブは他宗派の人でも大歓迎。また、会場では宗教勧誘なども一切ないのでご安心を!


(篠崎夏美/イベニア)

牧師ROCKS 今後のライブ予定はこちらから(外部サイト)
https://ameblo.jp/kaz4asia/theme-10069777859.html

取材協力/あおきみか