味スタで子ども向けの「ADIDAS YOUNG ATHLETES」発表会! 中村俊輔は辛かったことに「W杯のメンバーから落ちたこと」

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▽アディダスは3日、子どもを対象とした全5種類(フットボール、ベースボール、ラグビー、テニス、バスケットボール)のスポーツプログラムを一度に体験できるイベント「YOUNG ATHLETES CHALLENGE」を味の素スタジアムで実施。イベントに先立ち、ADIDAS YOUNG ATHLETES発表会が行われた。

▽発表会には、アディダス契約選手であるJリーグのジュビロ磐田に所属する元日本代表MF中村俊輔、ラグビートップリーグのサントリー・サンゴリアスに所属しキャプテンを務める流大、ボルダリングやクライミングを行うクライマーの野中生萌、プロテニスプレーヤーの穂積絵莉の4人のアスリートが参加した。

(C)CWS Brains,LTD.
▽「YOUNG ATHLETES CHALLENGE」に参加する新小学4年生から新6年生の子どもたちも発表会に参加。アディダス ジャパンの副社長であり、マーケティング事業本部長であるトーマス・セイラー氏は「単に子どもではなく、情熱あふれる若き「YOUNG ATHLETES CHALLENGE」にフォーカスするクロスカテゴリーのマルチスポーツユニットを立ち上げました」とコメント。「ADIDAS YOUNG ATHLETES CHALLENGE」については「是非色々なことを試して、挑戦して、失敗してもまた挑戦してください。そして何よりも自分に何度でも挑戦してください」と子どもたちに語りかけた。

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▽発表会に参加した4選手は「挑戦」をテーマにトークショーを実施。トークショーでサッカーの中村は自身の子ども時代について「4兄弟の末っ子なので、まずは兄を見て育ちました。そこからは遊びでも何でも挑戦ですね。1つ上の兄がサッカーをやっていたので、争っていました」とコメントした。また、「野球をやっていました。兄貴がやっていたので」と明かし、FKの名手が野球もプレーしていたことに驚いていた。

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▽ラグビーの流は「兄が2人いて、2人ともスポーツをやっていました。僕も負けじとやっていました」と語り、ラグビーについては「小学校2年の終わりから始めました」と原点を語った。また、「小学校5年生からサッカーを始め、中学を卒業するまではサッカーとラグビーを両立していました」と語り、「キックは今も役に立っていますし、スペースを見る感覚などはサッカーをやっていて良かったです」と、他スポーツを経験することの良さを語った。

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▽クライマーの野中は「小学3年生からクライミングを始めた」と明かし、「それまではクラシックバレエと体操を少しやっていて、そこで柔軟性がかなりつきました」と語り、子どもたちの前で180度の開脚を披露した。他スポーツについては「柔軟性とかメンタル面はつながってくると思います」と語った。

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▽テニスの穂積は競技の大変さについて「1人で2時間も3時間も走り続けなくてはいけないので、孤独との戦いですね」とコメント。コートの差については「同じハードコートでも弾み方が違ったり、クレーコートでも雨が降った後とそうでないときにアジャストするのが大変です」と語り、競技の難しさを伝えていた。

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▽また、中村と穂積はシューズを披露。シューズへのこだわりを語るとともに、中村は自分でスパイクを磨くとコメントするなど、道具を大事に扱うことの大切さを説いていた。

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▽さらに、穂積はラケットのエッジを使ったリフティングを披露。中村はキックの精度を披露し、子どもたちは大いに沸いていた。

▽「挑戦」については穂積は「錦織(圭)くんがマリオカートが本当に強くて、今年のウィンブルドンまでには練習して勝てるようにしたい」とMC泣かせのコメントを披露。流は「トップリーグと日本選手権の2冠を昨シーズンにつづいて達成したい」と語り、個人の「挑戦」としては「日本代表で9番を付けて、2019年のワールドカップの開幕戦で味の素スタジアムのピッチに立ちたい」と語った。

▽野中は「ワールドカップで明日スイスに行きますが、今年の年間優勝を目指したい」と意気込みを語った。また、中村は「僕だけ38なので…自分との戦いですね。サッカー選手は30歳を過ぎたら結構厳しいですが、ここまで来れていますし、上には上の選手がいるので、毎日が自分との戦いです」と語った。

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▽また、参加した小学生から「今までで一番つらかったことはなんですか?」との質問に4選手が回答。穂積は「お金があまりなく1人で遠征に行っていたことです」とコメント。流は「大学で4年間日本一になりましたが、サントリーでの1年目は9位に終わり、試合に出られなかったことが辛かったです」と語った。

▽野中は「成長期の時期に身長が伸びたり筋肉がついたり、体重が増えたりしたんですが、頭の中のイメージと実際の動きのズレがあったときが辛かったです」と語った。そして中村は「(2002年の)ワールドカップのメンバーから落ちた時ですね。悔しいことがバネになって、より高く飛んでいけると思います」と語った。

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▽「YOUNG ATHLETES CHALLENGE」とは、上記の5種類のスポーツプログラムに加え、アディダスとSTAR(一般社団法人スポーツリズムトレーニング協会)が共同で開発したリズミックトレーニングを一度に体験できるイベントとなっている。なお、北海道、大阪府、福岡県でも実施を予定しているとのことだ。