イタリア各メディアによると、ミランMF本田圭佑がハル・シティからのオファーを断ったようだ。移籍市場最終日となった31日も取引は成立せず、本田はミラン残留を選んだ。

今季は出場機会を得られていない本田は、1月移籍の可能性もうわさされていた。以前、日本のメディアで「ミランにしがみついているわけじゃない」と話していた本田だが、移籍が実現しないまま迎えた最終日、プレミアリーグからの誘いも断ったという。


本田に関心を寄せたのは、現在リーグ最下位で低迷するハルだ。最終日もインテルからアンドレア・ラノッキアを獲得するなど、1月のマーケットではプレミアリーグ最多の取引を実現させ、巻き返しに意気込んでいる。だが、何よりも「プロジェクト」を優先させるとしていた本田には、魅力的な移籍先ではなかったのかもしれない。

また、イタリアメディアは31日にラツィオも本田に関心を寄せたと報じている。ラツィオといえば、CSKAモスクワ時代にも本田の獲得に動いたクラブだ。だが、ミランのアドリアーノ・ガッリアーニCEOはこの取引を否定。ラツィオ移籍も実現には至らなかった。


これにより、中国など一部のマーケットはまだ開いているものの、本田は欧州主要リーグへの冬の移籍が消滅した形。今季までとなっているミランとの契約満了を待ち、シーズン後にフリーで新たなクラブへと向かうことが濃厚とみられる。ミラン専門サイト『milannews.it』は、アメリカが新天地との見方を伝えているが…?