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 SMAP解散の“原因”となっている木村拓哉(44)が見せた“笑顔”に、ファンからは安堵の声があがっている。木村拓哉は1月9日に放送された特別番組『関口宏の東京フレンドパーク2017 新春ドラマ大集合SP!!』(TBS系)に出演。15日から放送される主演ドラマ『A LIFE〜美しき人〜』(同)チームとして、共演者の竹内結子(36)や松山ケンイチ(31)らと登場した。

 番組の放送は6年ぶりで、木村にとっても2003年以来14年ぶりの出演となった。番組内では様々なアトラクションに挑戦し、木村は番組を終始盛り上げた。マジックテープの巨大壁に張り付き得点を競う「ウォールクラッシュ」では、1995年の初出場時と変わらない身体能力を発揮。また、新ドラマ『カルテット』チームで参戦していた松たか子(39)と木村が談笑するシーンなども放送された。

 同番組の人気企画、ホンジャマカとのエアホッケー対決では、キムタクの“俺様プレイ”に非難の声もあがっているものの、楽しげな木村の姿に「木村君が元気そうで安心した」「久しぶりに楽しそうな顔を見た」「笑顔を見てホッとした」と、木村ファンは安堵している。

 SMAP騒動では険悪な表情が多かった木村の“素”の一面を垣間見ることができ、ファン達にとってもうれしい放送となったようだ。

■とりあえず映画まで…今後は家族との時間を大切に?

 2017年に入り、木村は一気に俳優としての活動を本格化させているものの、前評判はお世辞にもいいとはいえないのが現状だ。

 医療系ドラマの『A LIFE』で、木村は一流の外科医という設定なのだが、前クールに放送されていたドラマ『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』(テレビ朝日系)と設定が酷似している。特に『ドクターX』は、全話平均視聴率を20%越えた大ヒットドラマとなっただけに、今回のドラマが視聴率を取れなければ、二番煎じの失敗という烙印を押されかねない。

「連続ドラマのジンクス的なもので、医療モノはだいたい数字が取れると言われています。そのためこれで失敗すると、俳優・木村拓哉としての評価も大きく変わってしまうことになるでしょうね。特に本作は、木村にとってSMAP解散後の一発目となる俳優としての作品。失敗は許されない状況です」(芸能記者)

 一部のSMAPファンの中では、「SMAPの裏切り者だからドラマは見ない」「現実を知るといいよ」というような辛辣な声もあがっている。4月には主演映画『無限の住人』の公開も控えており、こうした声を一蹴する結果を見せつけることができるのか注目が集まるところだ。また一方で、仮にドラマ・映画がコケてしまったとしても、木村としての次のプランはしっかり考えていると関係者は指摘する。

「主演を控えているドラマや映画は、全て解散前に予定されていた仕事です。もし、こうした出演作品の結果が芳しいものではなかった時は、一旦活動を休止するという声も囁かれています。特に木村は今年9月の契約でも、ジャニーズ事務所に残留するのは確実です。ほとぼりが冷めるまで休業に入ることも可能でしょう」(前同)

 今月7日には、妻である工藤静香(46)がインスタグラムを開設し話題となっている。これまで明るみにされなかった、家族の時間を大切にすることも考えられそうだ。

文・佐々木浩司(ささき・こうじ)※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』(宝島社)など。