「冬空のLove Song」より

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 不倫騒動で2016年の話題を独占したベッキー(32)が、2017年に向けて完全復帰の兆しが見えてきた。2017年4月から始まる在京キー局のバラエティ番組で、ベッキーがレギュラーを務めることが明らかになったのだ。

 一連の不倫騒動をきっかけに、10本あったレギュラーを全て失ったベッキーは、現在、BSスカパーの音楽番組とFMラジオ番組でのレギュラーパーソナリティを務めているのみ。来年1月には、フジテレビ系列の北海道文化放送で、ローカル番組の司会を務めることも決定しているが、在京キー局でのレギュラー復帰は不倫騒動後初となる。

 念願のキー局レギュラー番組は、お笑い芸人とトークを繰り広げるバラエティ番組だという。これまでの不倫騒動を笑いに変えるような、新しいベッキーのキャラが確立されるかに注目が集まりそうだ。

 また15日には、コミュニケーションアプリ『LINE』の年末年始キャンペーン発表会に登壇。かつての不倫相手・川谷絵音(28)とのやりとりが『週刊文春』(文藝春秋)誌上で暴露されてしまうなど、“因縁の相手”ともいわれるLINEのCMに、今回はナレーション起用という形で5年ぶりに登場することになった。

 会見では開口一番「因縁があると言われていますが、大丈夫ですか?」と早くも自虐ネタを展開すると、退場間際にも報道陣から「LINEの流出の心配は?」と意地悪な質問をされるも「ないと思います」と笑顔で答えるなど、最後までリップサービスに徹したベッキーに新キャラ確立の期待が高まっている。

「これまでも、ベッキーに“ぶっちゃけキャラ”の役割を期待して出演オファーを出してきた番組は多くありましたが、かつてのベッキーのキャラを通したかった事務所の意向で、そのほとんどが断られていました。しかし、その中で唯一OKした『ワイドナショー』(フジテレビ系)での振る舞いが評価され、今回の立て続けのオファーに繋がったようです。事務所としても、それで仕事が来るのであればと、ようやくそのハードルが下がったように思います」(テレビ局関係者)

 騒動から約1年が経過し、ベッキー自身がそれをネタに変えられるようになったことから、事務所としてもようやく寛容にできるようになったというところだろう。2017年は、ベッキー逆襲の年となりそうだ。

■川谷の交際相手が大炎上もベッキーの追い風に?

 今回のレギュラー発表、そしてLINEの記者会見といい、ベッキーにとっては何よりタイミングがよかった。というのも、この期に及んで、かつての不倫相手とその交際相手が大炎上しているからだ。

 新交際相手とされたほのかりん(20)の未成年飲酒が問題となり、12月3日のライブを最後に活動自粛期間に入っている、ゲスの極み乙女。の川谷だが、8日にその交際相手のほのかとみられるTwitterアカウントから、新幹線車内での川谷とのツーショット動画がアップされ多数のサイトに拡散。大炎上になった末に所属事務所からも解雇となった。自粛期間にもかかわらず、全く懲りていない川谷とほのかの軽率さには、ネット上でも呆れ声が大きく広がっていただけに、これもベッキーの追い風になるとみられる。

「活動自粛期間も単なるお休み程度にしか考えていない川谷は、今後行った先々でもスキャンダルを続発する可能性もある。そんな川谷やほのかの素行問題全てが、ベッキーへの同情票に繋がりますから、ベッキーもそれを利用した営業を展開することになるでしょう。今回のような川谷炎上の直後に、ベッキーの新しい仕事を報じるという流れが今後も増えてきそうです」(芸能記者)

 報道によれば、川谷は活動自粛期間も約半年ほどで、すぐに復活するのではとみられており、この期間も単なる楽曲制作期間と捉えているようだ。しかし、行動に全く反省の色がみられない川谷だけに、何事もなく復帰出来るとは到底思えない。何かアクションを起こせばそれも、ベッキーの営業のお手伝いにしかならないかもしれない。

 いずれにせよ、新ベッキーの活躍に注目したものだ。

文・真田栄太郎(さなだ・えいたろう)※1978年神奈川県出身。大学在学中にフリーライターとして活動を始め、『東京ダークサイドリポート』(ワニマガジン社)、『週刊宝島』(宝島社)、『Hot Dog Press』(講談社)などに寄稿。現在は週刊誌の記者・編集者として事件、芸能取材に奔走する