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 解散目前のSMAPが最後の『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)で19日、芸能界の恩人と慕うタモリ(71)と共演を果たした。両者は同番組の名物コーナー「ビストロSMAP」に出演し、思い出話などトークに花を咲かせていた。そんなタモリの呼びかけによって、SMAPの紅白出場が濃厚になってきたという。

「タモリは『笑っていいとも!』(フジテレビ系)で中居正広(44)や草なぎ剛(42)、香取慎吾(39)と共演して以来、深く交流を続けてきた。そんなタモリの存在がきっかけで、SMAPが紅白に逆転出場するという情報がかけ巡っています」(スポーツ紙記者)

 NHKは当初、タモリを『紅白』の司会にすることでSMAPを引きずり出そうとしたものの、それは叶わなかった。しかし、粘り強い交渉が続けられ、今月7日、タモリは紅白にゲスト出演することが発表され、NHKが”SMAPの出場”を諦めていないことが明らかになった。そんな中で『女性自身』は11月29日発売号で「NHK紅白 奇跡実現へ!SMAP“出演枠”のため15分確保」と伝え、『週刊女性』は12月19日発売号で「SMAP『100%ない』と言われてきたNHK紅白に一転、出場へ」と相次いで報じて波紋が広がっている。

「タモリが紅白の司会を断ったのは予想通リでしたが、特別ゲストを引き受けたことで状況が一変しました。タモリとの再会を機に、SMAPメンバーの心境にも変化が生じ、『NHK紅白歌合戦』出場の可能性が再浮上している。実際に業界内でも、”タモリとの絆”に期待を寄せる声が戻ってきています」(スポーツ紙記者)

■SMAP5人を晒しものにしないための特別案も?

『SMAP×SMAP』でメンバー5人がタモリと言葉を交わしたことで、各々の心情に変化が起きていてもおかしくはない。さらに、ジャニーズ事務所サイドの態度も軟化しつつあるという。

「ジャニーズも当初はSMAPの『紅白』出場に拒否反応を示していたのですが、現在は『本人たちが望むなら、出場してもいい』との意向を周囲に漏らしている。残る問題は、香取をはじめとする解散派のメンバーが抱いている“晒し者になりたくない”といった意識。そのため、生の舞台は避けて、15分枠の特別中継という案も出ています」(テレビ局関係者)

 SMAPは最後の舞台に紅白を選ぶのか。かつては絶望視されていたファンへの最高のプレゼントだが、大みそかまでに刻々と状況は変化しているようだ。

文・橘カイト(たちばな・かいと)※1979年島根県生まれ。編集プロダクションを経て、フリーに。週刊誌などで芸能関係の記事を執筆。また、民俗学などにも精通し、日本のタブーにも数多く取材。主な著書に『真相!禁忌都市伝説』(ミリオン出版)ほか多数。