写真は「冬空のLOVESONG」より

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 いよいよ年の瀬に入り、芸能界では結婚・離婚の話が相次いでいる。そんな中、今年最も芸能メディアを騒がせたと言っても過言ではないベッキー(32)が12月13日、来年1月15日スタートのバラエティー番組『北海道からはじ○TV』(フジテレビ系、北海道文化放送)で地上波復帰することが明らかになった。

■ベッキー、来年1月から地上波本格復帰

 2016年はゲス不倫で大きく注目を集めたベッキー。事態が収束し始めた秋頃から地上波番組に出演をし始めた。そしてついに2017年1月、『北海道からはじ○TV』でレギュラー司会をつとめることが決定。12月28日にはバラエティ番組「帰れま10」特番、4月からはキー局の新トーク番組にレギュラー出演する。

 また12月7日には、不倫当時に“センテンススプリング”発言で使用したと言われるSNSアプリ「LINE」の新テレビCMにナレーターとして起用されることがすでに発表されており、再び勢いを盛り返している。

 しかしながら、このベッキーの復活劇をめぐってファンの間では賛否両論。「復帰しなくていい」「地方の仕事から出直します、という感じが腹立つ」という怒りの声、「おめでとう」「がんばって」と寛容な意見などが乱立している。

 ベッキーとともに表舞台への完全復帰がささやかれているのが“ホラッチョ川上”、“ショーンK”ことショーン・マクアードル川上氏(48)だ。

 ショーンは3月、『週刊文春』(文藝春秋)に学歴詐称があると報じられて事態が大きくなると報道番組『報道ステーション』(テレビ朝日系)やレギュラー出演が決まっていた報道番組『ユアタイム〜あなたの時間〜』(フジテレビ系)などの出演を全てキャンセル。無期限の活動停止を発表した。しかし12月現在、一部報道によれば今なおテレビ出演のオファーが絶えず、人気が衰えていない。ショーンの意向次第(現在は全てのオファーに断りを入れている模様)でいつでも地上波復帰できそうな様子だ。

「ショーンKについては、ベッキーの時のような“スキャンダル後一発目の地上波出演”による数字稼ぎを狙っている部分もあるでしょう。ただ両者ともに番組の空気を読むのが上手。話題性もさることながらタレント、コメンテーターとしての実力を評価されているのでは」(芸能関係者)

 不倫や詐欺など人を欺く行為が大きくクローズアップされた2016年。その象徴となったベッキーとショーンKの需要が今なお絶えない様は、一体何を意味するのだろうか。二人の動向を通じて芸能界の在り方を探りたいところだ。

文・佐々木浩司(ささき・こうじ)※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』(宝島社)など。