墜落事故を免れた元福岡モイゼス、仲間は「パイロットに殺された」

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『Daily Mail』は「シャペコエンセのMFモイゼスがインタビューに応えた」と報じた。

先日コロンビアで発生した墜落事故は、乗員乗客合わせて71名の死者を出す大惨事となった。その中にはコパ・スダメリカーナ決勝戦に向かっていたシャペコエンセの選手、スタッフが乗っており、その多くが命を落とした。

犠牲者の中にはかつてJリーグに所属していた者もおり、カイオ・ジュニオール監督、ケンペス、チエゴ、アルトゥール・マイア、クレーベル・サンターナが帰らぬ人となっている。

その原因については、チャーター便を運営していたラミア社が補給を怠ったことによって起こった燃料不足という疑いが強まっている。

一方、かつてアビスパ福岡でプレーしていたモイゼスは怪我のために帯同メンバーに入っておらず、事故を免れる事になった。

彼はインタビューに対して以下のように話し、仲間たちはパイロットに殺されたのだと訴えた。

モイゼス

「怪我をしたときには、神に嘆いた。妻には『なぜ僕に…』と言っていた。今思えば、この怪我は神の思し召しだったのかもしれない。

しかし、なぜ僕だけにそれを届けたのか、友人にはなぜ届けられなかったのかと言いたい。どうして彼らを守ってくれなかったのか。その理由は分からない。

僕の友人たちは殺されたんだよ。これは事故ではない」

(パイロットのミゲル・アレハンドロ・キロガ・ムラカミ氏の親族は、「やれるべきことをすべてやった」として、彼を「スーパーヒーロー」だと言っている)

「人間からあまりにも多くのものを期待することはできない。シャペコエンセの選手たちを運んだあの男は、多くの家族を壊し、シャペコの街も壊したんだ。

すべてのものを取り戻すまでには、我々は長い時間を必要とするだろう。

シャペコの多くの人々が、選手たちと繋がっていた。選手の家族たちと繋がっていた。そして今、彼らはどうすれば良いんだ?

これは誰もが頭に浮かべている疑問だ。家族に何が起ころうとしているんだ?

サッカークラブは再び戻ってくる。しかし、そこには長い時間がかかるし、世界を席巻してきたシャペコエンセのようなチームを再び見られることはないだろう。彼は全てを壊したんだ。

ダニーロがシュートをセーブして、我々は決勝にたどり着いた。その時誰もが幸せだった。ファンと家族全員が。

そのボールを恨むことはできない。恨むべきはパイロットのみだ。その他には存在しない。ボールは何もしていないのだから」
モイゼス

(怪我によって君は決勝に出られなかった)

「これは恐ろしいものだった。しかし、僕はまだグループの一員としての役割があった。ピッチ外でね。プレーしなくても、彼らがピッチでいいパフォーマンスが出せるように、やれることはたくさんある。

誰もがプレーしたくてウズウズしていた。まるで人生で最後の試合であるかのようにね。それが出来る前に、あれは起こってしまった。今も理解できずにいる。

僕は彼ら全員を愛していた。例外なくね。ルーカス・ゴメスとは親密だった。彼は毎日のように家に来たし、僕も彼の家に行った。その子どもたちもいい友人だった。みんなを愛していたよ」

(事故の報を聞いたときは?)

「家で眠っていた。妻が僕を起こして言った。飛行機に事故があったと。服を着てスタジアムに行った。午前3時半だった。

本当に何が起こっているのか、なんの情報もなかった。朝は、2度と友人たちと働くことも会うこともできないということがわかっただけだ。全てが僕にとって難しいものだった」

「今日、本来ならばコロンビアでシャペコエンセの選手たちがいい結果を得るべき時だった。

飛行機が墜落したのは、燃料不足が原因だったと言われている。そのような状況を受け入れることはできないよ。

76名の人生を壊し、多くの家族から愛する人を奪った。シャペコに住む20万人を失望させた。全てはパイロットの怠慢からだ。

燃料が足りなかったから墜落した――そんなことを聞くのは本当に悲しいことだ。他の理由だったらまだマシだった。パイロットが何もできないようなことならね。

しかし、燃料不足ならばパイロットは色々なことができたんだ。それが尚更多くのものを傷つけているよ」