13日、東京ドームでは侍ジャパンの強化試合(対オランダ代表戦)が行われ、侍ジャパンが延長タイブレークの末に12−10でオランダ代表を下した。

TBS「S1」では野球解説者・野村克也氏が球場を訪れ、現地から“ボヤき解説”を敢行。試合前には侍ジャパンの選手らを捕まえ、あれこれと注文をつけた。

まずはMAX165キロのストレートを投げながらも、バットに当てられている大谷翔平に対し「スピードガンに挑戦するんじゃなくてストレートの質に挑戦してよ」という野村氏は、NGとするヒゲをはやした菊池涼介が通りかかると「そのヒゲ、剃ってくれない。野球選手は野球選手らしく」とズバリ。菊池が苦笑いを浮かべると、そこに菊池以上の茶髪でヒゲをはやした中田翔がやってきた。

そんな中田を捕まえ、「栗山なんか絶対よう言わんよ(注意しない)」とボヤいた野村氏だったが、中田の臀部を触ると「いいケツしてる。バッティングって足腰だから、そのケツで飛ばしてる。親に感謝せい」と絶賛。中田の手にできたマメをチェックすると「いいマメ、大したもんだ」とここでも侍ジャパンの4番を褒めた。

すると試合では7回に代打で大谷が登場。野村氏が「彼が出てくると何かが起こるやろ?」と予言すると、そんな大谷の打球はなんと東京ドームの天井に吸い込まれてしまった(ツーベース)。

「なんだ、これ。消える魔球だな」と驚いた野村氏。この一打をきっかけに侍ジャパンの打線が爆発し7回だけで大量6点を奪うと「これも大谷から始まった。大谷が出てくると何かが起こる。我々の理屈じゃ証明できない何かを持ってる」と唸りつつ、かつて楽天監督時代に田中将大を表現した名言を持ち出し「大谷、神の子、不思議な子」と驚いた。