自ら「今季最低」と猛省の原口を地元紙も酷評…5失点の酒井高には落第点

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 ブンデスリーガ第10節は11月4日から6日にかけて各地で行われ、日本代表MF原口元気が所属する5位ヘルタ・ベルリンは4日に11位のボルシアMGとホームで対戦。コートジボワール代表FWサロモン・カルーのハットトリックでヘルタ・ベルリンが3−0と快勝した。

 原口は10試合連続でスタメン出場したが71分に交代となり、今シーズン開幕戦から続いていたフル出場が途切れた。自ら「今シーズン最低」と猛省したパフォーマンスに、地元紙『Berliner Zeitung』の評価も酷評に近いものとなった。

 寸評では「(マキシミリアン)ミッテルシュタットと同様、(チームメートに)令状をしたためなければいけないだろう。怪奇的なパスミスからラファエウにチャンスを与えてしまったが、そこはニクラス・シュタークがよく注意をしていた。全くと言っていいほど試合の動きを見通せておらず、ゲームに絡むことができなかった」と、軽率なミスでピンチを招いた上に、快勝したチームでカヤの外とマイナス点ばかりが挙げられた。

 最下位に沈む日本代表DF酒井高徳のハンブルガーSVは、5日の試合でホームに同MF香川真司が所属する6位ドルトムントを迎えたが2−5で大敗。酒井は守備的MFで2試合連続フル出場を果たしたが、地元紙『Hamburger Morgenpost』の試合後採点では「5」の落第点がついた。(ドイツ紙の採点は最高1点、最低6点)

 酒井に対してはいつも好意的なスタンスで寸評をつけている同紙だが、寸評では「ハンブルクのサムライの刀も、この日は切れ味に鋭さがなかった」と、マイルドな書き方で低パフォーマンスだったことを指摘した。

 次節、ヘルタ・ベルリンは19日にFW宇佐美貴史が所属するアウクスブルクと、ハンブルガーSVは20日にホッフェンハイムと、それぞれ敵地で対戦する。