自分を知ることからはじめて!賢者に学ぶ「本当の美しさ」のつくり方
先月、開催された『ホリスティック ビューティライフ2016 Beauty is intelligence〜美は知性〜』。岸紅子さんが代表理事を務めるNPO法人日本ホリスティックビューティ協会が主催したこのイベントには、トークステージ、ワークショップ、マルシェ、映画試写など、さまざなコンテンツが用意され、たくさんの美しい女性たちが参加していました。
■ホリスティックな女性が集結!
代表理事 岸紅子氏
今回のイベントでは、人気のオーガニックブランドが開催するワークショップに加え、美的好奇心を刺激するステージトークも満載。大人気のメイクアップアーティスト、早坂香須子さんと岸さんとの対談も。
メイクアップアーティスト 早坂香須子氏
早坂さんによると、美しく変わるためには自らを観察し知ることが大切なんだそう。そして“自分のために生きること”がどんなに重要なのかを教えてくださいました。
さらに、輝くためには持っていないものではなく“持っているもの”を探すこと、これに尽きるそう。さまざまな経験をしてきた早坂さんだからこその言葉に、多くの女性が惹きつけられていました。
■オーガニック化粧品はどう選ぶ?
ワークショップの様子
イベント内ワークショップ『コスメのラベルを読む!オーガニックコスメの選び方(協力:HANAオーガニック)』では、意外と知らないオーガニックコスメの選び方を学ぶことができました。
(1)基準を知ろう
そもそもオーガニックの基準は、石油系不使用であるかどうかと使用している植物性原料がある一定以上オーガニック栽培であるかどうか。
海外では石油製品を使用していないかどうかを重要視しているそうですが、日本のオーガニック規制は厳しくないため、オーガニック栽培の植物を使用している“だけ”でもオーガニックコスメといってしまうことができてしまうのだとか。だからこそ、消費者が自分で選ぶことが重要になるのです。
(2)ブランドの想いを知ろう
商品の成分表示は全成分表示となっていても、実はそこだけではすべてがわからないことも。安全性が不明なものや肌に浸透しすぎる成分は使用しないようにしましょう。
オーガニックとうたっていても防腐剤に石油系成分である“パラベン”や“フェノキシエタノール”を使用している場合も。“ジメチコン”、“シクロメチコン”にも要注意です。この4つの成分さえ覚えておけばある程度は判断できるそうですよ。
そして、「オーガニックと書いてあるから何でもOK」というのではなく、そのブランドがどこまで本気でオーガニックにこだわっているのか見極めることが大切。
とはいえ、全成分がオーガニックではないから使ってはいけないということではありません。それぞれの成分にもよさがあるので、どうしても使いたいときはしっかりと落とすようにしましょう。
(3)目的で選ぼう
肌ケアに使用するものとして、医薬品・医薬部外品、化粧品、オーガニック化粧品の3つにわけることができます。
はっきりとした症状が出ているときは、効果が認められている医薬品や医薬部外品を、予防のためには副作用のないものを使用しましょう。
■美は健康の最高次元!
HANAオーガニック代表 林田七恵氏
HANAオーガニック代表の林田さんによると、美しさは体の末端である肌や髪、爪にあらわれるそう。なぜなら、体は健康でないときには末端を切り捨てるから。健康な状態だからこそ美しくあれるんです。
ちなみに、髪や肌がきれいな女性に男性が魅力を感じるのは、「この人は健康な体だから、いい赤ちゃんが産めそう」と本能的に感じているからなんだとか。
肌が不調なときは、そもそも自分の体の中の何がよくない状態なのかしっかり把握することが大切。とにかく表面だけをケアするのではなく、まずは体の問題なのか、心の問題なのか見極めてからケアしていきたいですね。
いかがでしたか? やはり美しくなるためには、まず自分を知ることが大切なようです。ぜひ“自らを観察すること”からはじめてみては?
【取材協力】
※ ホリスティック ビューティライフ2016 Beauty is intelligence〜美は知性〜 - ホリスティックビューティ協会
※ 主催 - NPO法人ホリスティックビューティ協会
岸 紅子氏が代表理事を務めるNPO法人。美しさを保つためにする日頃のケアが、結局は心身の健康を保つことに繋がり、ひいては毎日の充実感をもたらすことになるという考え方のもと、世の中に溢れる情報に惑わされず、今の自分自身に必要なものを選び取りセルフマネジメントするための基礎知識を発信している。包括的な視点で美容を学べるホリスティックビューティ検定も実施中。