湯上がり3分!全身の血流もUPする「背中のコリをほぐす」ストレッチ
寒い日が多くなると、悩む人が増える身体の“コリ”。肩だけではなく肩甲骨周り、腰、仙骨の辺りと、背中全体に疲れが出やすい時期でもあります。背中は筋肉疲労だけでなく、内臓機能の衰弱や精神的問題でも疲れがあらわれる場所。
そんなずっしり重い背中をケアするために、今回はエステティシャンの筆者が効果的なスッキリ・ストレッチをお教えします。
■コリだけじゃない!背中がだるくなる理由
背中のコリは上半身のコリといってもよく、体の半分が疲れていることになります。
背中が凝ってしまう原因として、以下のものが挙げられます。
・猫背
・パソコンなど手が前に出ている姿勢が続く
・姿勢がよすぎる
・運動不足
・長時間同じ姿勢でいる
・冷え
・胃腸など、内臓の疲れ
・生活習慣の乱れ
これらの主な原因は、血流が悪くなっていることです。睡眠(体を横にすると血流が整います)や入浴、温かい飲み物を飲むなど、生活習慣を整えるとすぐに背中のコリが緩和される人も多いです。
また、女性は冷え性の人が多く、日常的に冷えていることに気づいていなかったり、ストレスや生理の関係で、背中がだるく凝ることがあります。
■簡単!背中スッキリ・ストレッチ
背中のコリには、ストレッチが効果的です。筋肉が伸びるだけでなく、ゆっくり呼吸に合わせて行うことで筋トレでは鍛えられない、呼吸で動く小さな筋肉も動き始め、全身の血流が増します。
背中のコリを部分的に見るのではなく、首〜お尻まで、すべてをストレッチしていきます。
(1)ツイスト・ストレッチ
椅子に座り、体をゆっくりとひねっていきます。力ずくで行わずに、息を吐きながらゆっくりとひねることがポイントです。
また、上に引っ張られながら行っていることを意識すると、首〜背中〜腰と背骨周りすべてが伸びます。
左右1回ずつ行いましょう。
(2)伸びのび・ストレッチ
手を上にあげて組み、上に引っ張られているように伸びをします。
上に手を伸ばしたまま猫背にしていき、手を前にスライドさせて肩甲骨周りを伸ばします。
最後に手を腰の後ろで組み、上を見上げながら胸を張り、肩甲骨周りの筋肉を収縮させます。
各1回ずつ行いましょう。
(3)前習え・ストレッチ
小さな前習えを胸元で行い、その後、大きな前習えを行います。
繰り返し行うことで肩甲骨周りの運動になり、血行が促進されます。
8セット行いましょう。
(4)身体を小さく丸くする
背骨をひとつずつ曲げて行くことを意識し、体を小さく丸くしていきます。
最後は、自分のおへそを見るようなイメージです。
早く行うと効果が得られなくなるので、ゆっくりと行ってください。
2回行いましょう。
時間がないときにはどれかひとつでも、時間をかけてゆっくりと呼吸を吐きながら行い、背骨ひとつひとつを意識して行うことがポイントです。やりすぎると筋肉痛になり、余計にだるく感じることがあります。適度な回数や強さで行い、目的である“血流を促進すること”を意識しながら行ってください。
コートやマフラーの季節になると、もっとコリが強くなってきます。今のうちに血流のよい身体にしておくと、冬のケアも楽になりますよ。
【筆者略歴】
※ 山田みき ・・・ エステティシャン・美容師。自身のアトピー・アレルギーを機に美容を学ぶ。NHKにてエステ指導や雑誌掲載多数。エステ・ヘアメイク・着付け各種コンテスト優勝及び上位入賞の経験をもつ。
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