ゴクン…今夜オトコが誘いたくなる大人の色気メイク

2016年10月20日 23時15分

メイクは、TPOで使い分けるもの。デート服にリクルートスーツを選ばないのと一緒です。オフィス、女子会、デート、合コン。シチュエーションも違えば、見せる相手も違います。照らす照明の強さや色、メイクで伝える意味も全く違ってきますね。

例えば、気合を入れたい合コンのとき。ついつい盛り盛りの濃いメイクに仕上げてしまっていませんか？　厚塗りベースメイクや目を閉じても主張するアイライン、エクステにマスカラを重ねた人工アイ、媚びた丸チークやグロスべた塗りリップ……心当たりがある方、ちょっとイタいこの自己満足合コン仕様メイクから卒業しましょう！

そこで今回は、ヘアメイクアップアーティストの筆者が、夜の合コンで男ウケするメイクのポイントをご紹介します。

■まずはシチュエーションを分析せよ！

まず、シチュエーションの分析です。あなたがメイクをする意味と状況を整理しましょう。

ひとつは、あなたのメイクが“どこで”見られる。これは重要なポイントです！　夜の合コンということは、たいてい仕事後ということになります。場所はやや暗めなオレンジ味の照明の雰囲気がいいお店でしょう。

見られる距離は、30cm～1.5ｍ程度でしょうか。人数にもよるので何とも言えませんが、隣同士に着席することも考えると、至近距離対応も考えておきたいところです。

次に、メイクをする意味です。これはもう第一印象で男性に好感を与えて、興味を持ってもらうこと以外ありませんね！　とはいえ、“媚びすぎ”という印象を女性メンバーに与えてしまうのも避けたいところ。

■ベースメイクは湿度を感じさせて

男性心理をふまえた“夜のコンパウケ”メイクにおける、ＯＫベースメイクのさ・し・す・せ・そ。それは、“さわやか”、“しっとり感”、“吸い付く”、“清潔感”、“相乗効果”。

つまり、ギラギラしない水分を感じさせる触りたくなるしっとり肌は、メイク全体を底上げしてくれるということ。ベースメイクが美しいと、顔全体がグレードアップするという相乗効果もあるのです！

「今夜は合コン！」という日は、いつものファンデーションに美容オイルを1滴プラスしてみて。鼻・額・あごなどのTゾーンはしっかりパウダーで押さえるというさわやか仕上げにしてあげることを心がけます。

オイル1滴であれば、ギラギラしすぎず、これからの季節はオフィスのエアコンでお肌が乾燥……なんて事態も防げるので、仕事終わりの合コンメイクにはぴったりですね。

■光を味方につけるツヤメイク

シチュエーション分析であったように、コンパであなたを照らす照明は“やや暗めのオレンジ色”です。おのずと女性をふんわりときれいに見せる効果もありますが、ただ暗くぼんやりと見えてしまうことも。

そこで大切なのは、メイクで光をプラスすること！　ハイライトを使って、肌が発光するような光を追加しましょう。特に、頬を押し上げるようなハイライトを入れると、女性らしい愛らしさがUP！　頬と下まぶたの間に指でポンポンのせると効果的です。表情の明るさと、女性らしい艶やかさを出します。

筆者オススメの優秀アイテムはrms beautyの『マスターミクサー』。

ローズゴールドの上品な光沢でナチュラルに肌をグッと押し上げるハイライト効果があります。ありがちな、逆に凹凸を目立たせてしまうことも全くなく、フラットな肌に見せてくれますよ。目頭に指でひとのせすると、目元の印象UP。上唇の山の上にゆびでひとのせすると、ナチュラルにボリュームリップに。

さらに、瞳に光を呼び込むために、下まぶたを光を仕込んで。下まぶたにラメアイシャドウ……と聞くと、懐かしのギャルメイクを想像しがちですが、アイテム選びを間違えなければ大人も使えるテクニックに。重要なのは、なるべく粉感のない濡れたような輝きのものを選ぶこと。下まぶたが濡れたような光を放つことで、うるんだ瞳を作れます！

筆者のオススメは、ADDICTION『ザアイシャドウ』。

92 Mariage（左）／67 Private Beach（右）

どちらも大粒ラメながらも、肌の上に滑らせると絶妙なウェット感。濡れたような質感はクリームシャドウだと出しやすいですが、奥二重などまぶたが重なる人はよれてしまうという経験をしたこともあるのでは？　そんな方には、特におすすめ。下まぶたのふくらみの上の方、白目ギリギリに軽くのせるとよいですよ。

■コントラストメイクで印象UP

照明でぼんやり照らされ、ハイライトで光をプラスすると、全体に柔らかく仕上がりすぎて、印象が薄くなる……なんて懸念も。アイラインでメリハリを利かせることも忘れないようにしましょう。

このとき、アイラインは太く引くのではなく、“目頭から黒目の始まりまで”のインサイドにリキッドのアイラインを引くこと！　まぶたをめくって入れるこのひと手間で、顔が俄然引き締まるのです。黒目から目尻にかけては、いつも通りに引いてＯＫです。ナチュラルなこっそりアイラインでまなざしの印象ＵＰ！　至近距離で見られても問題なしです。

■やりすぎにならない「うるうる唇」

顔の中で最も女性をアピールできるパーツは唇です。乾燥でカサカサなんてもってのほか。かといって、グロスたっぷりの唇の評判は、あまり良いものではありませんね。

縦シワをカモフラージュしつつ、グロスのギラつきとは一線を隔すのがCLARINS『コンフォートリップオイル』。