違いはどこに?「年齢より若く見られる人」のメイクテク3つ

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あなたの周りにいませんか? 年齢よりも若く素敵に見える人。

そのような人たちは、20代メイクを引きずり続けている張り切りすぎのイタい若作りでもなく、マナー無視のナチュラルさで幼く見えてしまっている勘違いでもない、ちょうどいいメイクをしていますよね。

若く素敵に見える人のメイクとあなたのメイクは何が違うのか検証してみましょう!

そこで今回は、ヘアメイクアップアーティストの筆者が、年齢より若く見られる素敵な女性のメイクのポイントを3つご紹介します。

■1:水分量多めの透明感ベースメイク

NGベースメイクは、均一にファンデーションを塗ったマットな肌。年齢とともに隠したいものも増えてくるとついつい厚塗りになってしまいますが、それだと自然な肌ツヤはなくなってしまいます。また、表情の動きとともにファンデーションが入り込んでシワが目立ってしまうことも……。

年齢よりも若く見える人の肌は、ツヤ、ハリをキープした「触れたら柔らかいかも……」と想像させる肌。そんな若肌を作るために、ファンデーションを顔全体に塗らない方がいいことは、もう知っている人も多いかもしれません。しかし実は、それ以外にも、“水分量が増えたような肌ツヤ”をプラスするテクニックがあるんです。

それはハイライトを使って、水分量が増えたような肌をつくること。パール感のツヤだと、肌の凹凸を目立たせ、逆効果になることがあります。そのため、クリーム系のハイライトをテカリに見えない部分にのせて、ふっくらとハリを出すのと同時に細かいシワをカモフラージュするのがおすすめです。

のせる場所は、写真のブルー部分。

頬の内側、黒目の上、上唇の山の上、鼻筋のくぼんでいる部分だけにのせましょう。ギラギラしない、上品で自然なツヤに見せることができますよ。

■2:上昇意識を忘れない

20代の自分の写真を見返してみると、目尻、口角、フェイスラインの角度やラインが違いますよね。肌は自然と下降はしてくるものです。

そんな大人の肌には、肌の色よりも1段明るめのコンシーラーで20代の時のラインを描いてみて。

口角をカバーするときは耳の上の付け根方向に向かった斜めのラインでカバー、目尻のくすみはこめかみ方向の斜めラインでカバ―しましょう。明るいラインが、顔をグッと引き上げてくれます。

ここでポイントは、アイテム選び。コンシーラーはクリーム、スティックなどコンシーラーのタイプや粘度もさまざまですが、若く見える人が上手に選んでいるのは、より柔らかいタイプ。隠したいからといって、固めを選んでしまうと、シワに入り込み、時間とともにどんどん“老け見え”していきますね。

イブ・サンローラン・ボーテの『ラディアント タッチ』が王道ですが、少しカバー力をプラスしたい方は、SUQQUの『フェイス デザイニング コンシーラー(クマ・くすみ用)』もおすすめ。ストレッチ性に優れているので、口元や目元の動きに柔軟に対応してくれて、固形コンシーラーにありがちな、乾くということもないという優秀さです。

アイテム選びにこだわって、顔を引き上げてみてくださいね。

■3:トレンド2割プラスの法則

人は、自分の一番良い時のメイクを引きずりがち。ファッションと一緒で、メイクもトレンドは更新されていくもの。その時代で止まっていると、それこそ古臭く見えて、年齢を感じさせてしまいます!

肌の質感、眉の形、まつ毛の印象、アイライン、リップの色と質感。トレンドの盛りすぎは絶対NG。若く見える人はベーシックなメイクに、全体の2割程度トレンドをプラスして、上品だけどマネしたい旬な顔になっています。

春夏・秋冬でファンデーションを変える、新色リップを1本投入、眉の形を見直してみる……など、挑戦してみましょう!

いかがでしたか? ぜひ3つのポイントに挑戦してみてくださいね。さらに10分早起きして、メイク前のスキンケアに少し時間をかけてあげるとより効果的ですよ!

【筆者略歴】

※ 川上絵理 ・・・ ヘアメイクとしてブライダル・TV の現場で活動する傍ら、メイクカラーカウンセラーとして色彩心理学×メイク アップで“より自分らしく、なりたい自分になる”方法をアドバイスをしている。

【画像】

※ Olena Yakobchuk、Wang Tom / shutterstock